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外国人在住者登録がより簡単に!
投稿者: Admin 掲載日: 2008-1-22(5210ヒット)

深セン公安局は去年11月から深セン在住の外国人が在住者登録を気軽に行なえるように外国人が多く在住するコミュニティーで試験的なプログラムを実施してきました。

これにより中国に入国した外国人がより簡単に外国人在住登録が行なえるようになり、また外国人が何らかの問題に直面したときに公安局がより迅速に対応できるようになると言われています。

福田の東海社区、羅湖の嘉南社区、南山の光華社区、宝安の和平社区、龍崗の寶崗社区、塩田の沙頭角社区に在住する外国人は警察署に行くことなく、それぞれの社区にある派処所で直接登録が可能になっています。

また外国人は在住許可証の他、ビザの更新や労働許可書の申請もこれらの派処所で可能になりました。登録に必要なものは氏名、生年月日パスポート及びビザの詳細、入国日と電話番号になります。


<外国人の一部では好評>
さて、それでは新しいサービスを受ける外国人達の生の声は如何なものでしょうか?まずは、インドからやって来たビジネスマンのムハシュ・ブリジラル・サテジャさんのケースをご紹介します。ムハシュさんは最近中国に入国して南湖公安局で労働ビザを申請しました。

ムハシュさんは自分が住んでいる廬山花園の管理事務所の助けを借りて嘉南派出所経由で労働ビザの申請を行なったそうですが、ご本人は幸い中国語が堪能なので、登録にはそれほど時間がかからなかったと話しています。


ムハシュさんは、自分が住んでいるコミュニティーで登録ができ、しかも手続きを手伝ってくれる警察官がいると聞かされて、それはとても便利になったものだ感じているそうです。

今ではムハシュさんの友人の殆どがそれぞれが住む社区に配置される派処所で外国人労働許可証の申請を行なっていると話しています。

一方、シンガポールからやって来た元警官のヤン・チョンジャンさんは試験プログラムが6箇所の社区で開始されたばかりの去年の11月頃に告知ポスターを見て登録を行ないました。

ヤンさんはこのプログラムを通して外国人が登録するのは全ての外国人にとっての義務であると感じていると話しています。また、外国人が絡む犯罪などの事件解決にも大いに貢献することから、外国人は是非ともこのプログラムを通じて登録してもらいたいと語っています。

この他、ガウリインターナショナルの職員であるパービーン・ガーグさんは2ヶ月前に社区にある派出所で外国人登録を済ませたばかりですが、情報がデジタル化されていることから、落し物をしてしまった時などには大変役に立つのではないかと話しています。

このように外国人の間でもこのサービスは好評であることが伺えます。


<今後の課題も数多く・・・>
東海社区の派処所に勤務する警察官、ホワン・フーボー氏によれば、2003年には外国人による登録は僅か50パーセントであったのが、この試験プログラムが実施されてから90パーセントにまで増え、外国人在住者数を把握するのに大変役立っていると話しています。

社区派処所に勤務する警察官達は各社区管理事務所と協力して、全ての外国人が入国してから24時間以内に登録できるよう体制を整えています。一方、社区の住居管理事務職員らはも外国人が入居した際、どのような書類を準備し、どの警官に相談すればいいのかなどを直ぐに説明できる体制を整えているようです。また派処所に勤務する警官は外国人からの中国の法律に関する相談も受けて付けています。

このように外国人にできるだけ貢献しようとする深セン市の姿勢は高く評価され、一部の外国人の間では評判が良いとの声が聞こえていますが、現状では様々な問題を抱え、改善の余地が多々あるのも事実です。

ホワン氏によると、派処所に設置されているコンピュータは市全体を網羅する公安ネットワークシステムに繋がっていないため、派処所で登録した外国人の情報はここから香蜜湖公安局など最寄りの警察署に警官が持ち込んで提出して受領印をもらうなど手間がかかると話しています。

また、現在派処所に配置されている警察官は1名しかおらず、その上に外国人在住登録の業務は10項目ある日常業務の1項目にすぎず、こういった業務を900人以上の外国人に行なうのはかなりの負担になってしまうのが悩みの種だと話しています。

また、既に3ヶ月前に開始した外国人登録サービスではありますが、まだまだ多くの外国人にサービスそのものの存在が知られていないのも問題となっています。

東海社区に住む韓国人のチョー・テイワンさんとカン・ドンスーさんは社区管理事務所から登録に関する告知書をもらっていたにもかかわらず社区内で登録ができることを今まで知らないでいたと話しています。というのも、告知書には登録できる派処所の連絡先が記されていなかったからです。

2人は警察官に対し、派処所に勤務する警官らが何をしてくれるのかなどをしっかりと説明できるよう対応し、またその業務にもっと時間をかけてもらえればと話しています。

また言葉の壁も大きな問題となっています。これは住宅管理事務所の職員だけの悩みではないようで、流暢な英語が話せる警察官もまた数が少ないため、外国人とのコミュニケーションを如何に行なっていくかが今後の大きな課題となっています。

また前述したとおり、コンピュータネットワークも大きな問題の一つです。派出所に設置されているコンピュータは現在、出入境システムに繋がっておらず、深セン市内の警察署同士で外国人登録情報を共有することが今だできておりません。

福田区公安局の出入境管理局の副局長ルオ・ヤーシン氏はこの問題について、二ヵ月後を目処にネットワークの問題を解決するよう準備を進めていると語っています。

派処所に勤務する警察官は外国人の様々な登録業務を手伝う業務の他にも、外国人が絡んだ問題を解決するために日夜大忙しというのも決して言い過ぎではないかもしれません。

東海社区派出所勤務のホワンさんは、外国人コミュニティー内での内輪もめだけでなく、外国人と地元の人々との間でも問題が起きることも数多く、東海社区でも外国人と家主、またはビジネスパートナーとの間で紛争が起きたりしたりするケースが多々あるため、こういった問題の処理にも時間を費やしていると話しています。

紛争の真っ只中にいる当人達はどのように問題を解決したらよいのか全く分からないのが実情なので、とにかく解決策となる提案を私たちは日時行なっているそうです。

いずれにしても外国人を扱う業務は警察官にとっても大変な仕事であり、外国人が夜中に酔って建物内で大騒ぎするなどの問題にも対応しなければならないとか・・。

警察が最大の目標としているのは、外国人在住者に平和で安全な生活を提供できる環境を維持することですとホワンさんは語っています。


<一部では徐々にシステム改善も>
一方、宝安福永の和平社区派処所に勤務するトゥ・ハイシャンさんは、他の五名の警察官と共に2週間ごとに外国人従業員が勤務する企業38社を訪問し、外国人登録やビザの申請、また中国出入国に関わる法律相談を行なっています。

この社区の外国人の数は去年1月には112名だったのが現在は157名にまで増えており、日本人が49人、インドネシア人が9人、イギリス人が7人の他、これらを含めて9カ国から外国人が集まっていると月ごとの増加数をグラフで示しながら説明しました。

外国人の記録に変更があればトゥさんが警察署のデータベースをアップデートし、一方で宝安区公安局出入境部では職員が外国人管理システムにログインしてその変更を確認できるようになっています。

このシステムは外国人のビザ満了の10日前に担当警察官に自動で連絡することが可能になっており、また外国人はどの警察署でも登録することができます。コンピュータシステムはホテルや各警察署に繋がっていて、労働許可証や居住許可証の登録や申請の管理に重要な役割を果たします。宝安区公安局出入境部のチャン・ゴウヨウ副主任は、このシステムにより警察の外国人管理業務の効率を大幅に改善することができると話しています。

同氏は、名前、性別、国籍、年齢、ビザの種類などの情報を入力することで出入境部は各地区に在住する外国人の概観を把握することが可能になっていると話しており、またチャン氏の部署では現在8名の警官が日本語、韓国語、英語、アラビア語で対応しているそうです。

チャン氏が担当する地区では外国人の数が前年に比べて12パーセント増の3458人と急増しており、このことから今後は配置する警官の増員や警官の英語能力を高めることが不可欠だと話しています。

西郷と福永の外国人管理を担当するピャオ・ユンロンさんによると、この地区には3,000以上の外資関連企業や機関があり、昨年81,000人の外国人が訪れています。現在ここの警察署では熟練した英語が話せる警官が不足しているのが悩みの種と話しています。

宝安区の和平社区は総面積7.1平方キロメートル、この土地におよそ12万人が在住しており、このうち外国人はおよそ2万人住んでいます。これを警察官1名が現在担当しているそうです。通常では3000人に1名の警察官を配属するそうですから、外国人担当警察官は通常の約6倍の仕事をこなさなければならないことになります。

この地区に住む外国人により貢献するため、この地区の警察署では40名の警官に2ヶ月の英語トレーニングを行い、また同区の40箇所の警察署で緊急の際に通訳する通訳者データバンクの拡張を検討しています。

この試験プログラムは今年外国人人口が集中する主な社区に広げていく予定です。

(シンセンスクエア)

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