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新交通システムBRT建設スタート!
投稿者: Admin 掲載日: 2007-11-21(5589ヒット)

羅湖区深セン駅と南山区西麗を結ぶ快速公共交通システム(Bus Rapid Transit=BRT)の建設が今年末には開始されます。BRTは深セン住民に快速かつ時間厳守を保証する新しい公共輸送システムとして期待が高まっています。

今月19日(月)に市政府が明らかにした計画によれば、全工程23.38キロメートルをカバーし、総額16億7000万元(2億2000万米ドル)が投入され2008年度末には運行が開始される予定となっています。

BRTバスは全長18メートル、ドアが左側に設けられており、最高180人を運ぶことができます。またBRTはヨーロッパで年々厳しくなってきている二酸化炭素排出規制のユーロIIIの基準を満たしており、環境にも優しい交通システムといわれています。

最初のBRT線には、梅林検査所⇒老街、梅林検査所⇒西麗、梅林検査所⇒車公廟、車公廟⇒西麗の5本のルートで構成され、筍崗路、蓮花路、僑香路、龍珠大道などで運行し、園嶺、黄木崗、蓮花北、景田、香蜜湖、龍珠などの大型住宅区域を通過する計画になっています。

福田区では2本の支線に別れ、1本は北-南皇崗路と梅林辺防検査站沿いを走り、もう1本は僑香路に沿って地鉄駅の車公廟までを運行する予定です。

そもそもBRTの導入が検討されたきっかけは、市内での慢性的な交通渋滞によるバスのダイヤが頻繁に乱れることが発端でした。深セン市の東西を結ぶ主要道路の1つである筍崗路は深刻な交通混雑が問題となっており、ラッシュアワー時の公共バスは毎時10~15キロの速度でしか移動できません。このため乗客は、バスに乗るのに少なくとも10分~50分は待たなければならなくなっているのが現状となっています。

こうした問題を一気に解決しようという動きが高まり、BRTの導入が実現化しました。BRTバスは交通渋滞で動けなくならないように道の中央に設けられた専用レーンを走行します。

救急車と消防自動車を除いて他のいかなる車両もBRTレーンを走行することは禁じられ、またレーンに沿った20箇所の交通信号では走行の優先権が与えられ、青信号の時間延長または赤信号の時間短縮を要請することが可能となっています。

このような交通環境を作り上げれば、BRTは専用レーンを時速25キロで走行することができると市政府は発表しています。

また、乗車券は車内で購入する代わりにバス停で購入し、機械によって乗車券がチェックされます。従来のバスの1人当たりの乗り降り時間は平均4秒であるのに対して、BRTバスの場合、だいたい0.9秒で済むという概算も報告されており、こうした要素も時間厳守の運営に繋がっているようです。

市民にとってもう一つ気になるところは、地下鉄との連絡が整備されるのかという点になりますが、BRT線は8箇所の地鉄駅で地下鉄5線へと乗換えができるようになる予定です。

車公廟、老街、深セン駅からは地鉄1号線への乗り換えが可能に、また僑城路東と景田路北からは地鉄2号線へ、老街からは地鉄3号線、彩田村住宅小区からは地鉄4号線、そして梅林検査所からは地鉄5号線への乗り換えが可能になります。

この他、歩行者の安全を確保するため、15箇所で歩行者用高架交差路と13箇所で横断歩道が設けられ、またBRTバス停付近には自転車駐車場も設置される予定です。

深セン晩報の報道によれば、初期段階でのBRTレーンと重なる従来のバスルートは現在65本あり全体の59パーセントをカバーしていますが、これらはよりスムーズな交通を確保するために将来削減されることになります。

もう一つ気になるところが乗車料金ですが、これは今のところまだ決定されておりません。同紙では深セン市副市長の張思平氏が料金を高く設定しないことを約束したと報道しているので、リーズナブルな価格設定になることは間違いなさそうです。料金に関する公聴会も間もなく開かれる予定ですので近い将来明らかにされるでしょう。


(シンセンスクエア)

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