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急速発展続く深セン交通インフラ
投稿者: Admin 掲載日: 2007-2-23(5731ヒット)

深センでは現在、交通インフラの整備が急ピッチで進められています。今年度だけでも交通基盤の整備の為に143億元(約2288億円)という巨額の予算を確保しており、それにより交通事情も大きく変化することは確実です。今回はそんな深センの交通インフラ事情をリポートします。

::「ユニバーシアードに向けた取り組み」::

2001年に北京市で開催された第21回ユニバーシアードに続き、2011年に深センでは第26回ユニバーシアードが開催されます。ユニバーシアードとは国際大学スポーツ連盟(略称FISU)が主催する総合競技大会のことで、一般に「学生のためのオリンピック」といわれており、日本でも過去4回開催されています。

これに伴い現在、深センでは2011年までに高速道路、幹線道路とバス優先道から成る交通網の完成を目指しており、11日(土)には、2本の道路建設及び快速公共交通システム専用車線(BRTレーン)の建設が始まりました。

  • 南平高速道路の第二期工事

  • 南山~宝安地区を結ぶ高速道路で、宝安地区を経て南山の龍珠通りから前海立体交差道路まで15.42キロメートルにも及びます。法定速度は時速80キロメートルで、2009年前半には完成予定です。東の龍崗区へと延びる南平高速の第一期工事は、すでに完成しており片側4車線の道路幅を確保しています。南平高速道路の完成により南山と宝安地区における交通渋滞は大きく緩和するとともに、龍崗がメイン会場となるユニバーシアードの開催期間中には大きな役割を担います。














  • 丹平道路の第一期工事

  • 羅湖~龍崗地区を結ぶ道路で、龍崗区の愛国道立体交差から羅湖区の白泥抗立体交差まで10キロメートルを広げます。15億元(1億87,00万USドル)の費用で造られるこの道路は他の4つの経済特区に長らく遅れをとってきた龍崗区躍進の原動力となることを期待されています。

  • 快速公共交通システム専用車線(BRTレーン)の建設

  • 羅湖~福田及び南山地区を結び、深センでは初のバス専用車線の建設となります。幹線道路では、西麗鎮の龍珠から深セン駅まで23.3キロメートルの区間で車線を広げます。一般道では福田区の車公廟から僑香路までと、梅林チェックポイントから笋崗路の区間で車線を拡張します。

    BRT(Bus Rapid Transit)レーンが完成すればラッシュアワー時でもバスはいつもの2倍の速度(時速25キロメートル)で走れる予定です。最初のBRTレーンがいつ開通するかはまだ明らかにはされていませんが、2011年までには5本のBRTレーンが完成する予定です。
    BRTとは高速バスが専用車線を走行するシステムを指し、1970年代にブラジルで開発されたのが始まりです。2008年の北京オリンピックに向け既に北京では一部運行を開始しており、その他にも上海市、重慶市、承徳市、瀋陽市など国内20以上の都市で現在、建設あるいは設計が行われています。BRTでは、鉄道輸送のように専用経路を走行する性質と、バスのもつ柔軟性とが組み合わされておりまた、建設運営費も鉄道よりかなり安上がりで、およそ10分の1程度で済むというメリットがあります。さらに建設にかかる期間も一般的には設計から完成まで3年未満と言われています。

    ::「宝安地区の道路整備」::

    近年の世界的な原油高に関連してエネルギーの安全供給を図るために石油備蓄基地の建設を進めている中国では、第1期の1000万~1200万トンに続いて、第2期の2800万トン、第3期の2800万トンの建設を行う予定ですが、第2期の候補地は、上海南沙小虎島と深セン宝安で、小虎島はすでに工事が始まっているほか、宝安は2008年度に工事が始まります。宝安地区では、80万立方メートルが貯蓄され、政府が60万立方メートル、企業が20万立方メートルをそれぞれ備蓄する予定で2008年に完成の見込みです。このように国家戦略的にも需要拠点となりつつある宝安でも道路整備急ピッチで進められています。
     
  • 宝安大通の整備

  • 新城チェックポイント~塘下涌交差点までを結ぶ道路で、この新しい道路の開通により深センから東莞への移動時間は45分に短縮されると見られています。

    宝安大通は新城 チェックポイントで深南道とつながることにより宝安地区の交通渋滞は大きく解消されると見られています。


    総工費22億9000万元(2億8620万USドル)をかけ、全長32.8キロメートルにも及ぶこの道路は、昼間は乗用車の通行のみ許可されており、宝安地区のドライバーと通勤者の利便性を最優先に考えた運営となっています。

    今年の前半には宝安大道は深南大道まで繋がりますが、2本の道路は全長60キロメートル以上もあり中国の都市部における最も長い道路となります。

    宝安大道は道路幅が100メートルもあり、美しいヤシの木を植えた中央分離帯を境に片側4車線の道路を形成しますが、このヤシの木の植樹だけでも1億元以上が費やされています。緑地は道に沿って990,000平方メートルの総面積を占め、そこでは220種類の植物が咲き乱れます。

    路面の大部分は騒音を最低限に抑えるためにアスファルト舗装となっており、通り沿いに設置された何台もの監視カメラは交通違反者を見逃しません。また、電光掲示板の設置により渋滞状況をドライバーに知らせ、交通渋滞を未然に防ぐような仕組みも整える予定です。

    混雑の激しい国道107号線は、今後は主にトラックが通行することになっていますが深センと東莞を結ぶ広深高速路に関しては今後も渋滞が予想されます。


    (シンセンスクエア)

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