夜間でも使用できなかったバス車線が使用可能に。交通違反の罰金・反則金の支払いが簡単に。2月27日、深セン市交通警察局(以下、交警局)が行った記者会見上で、道路交通を改善するための7つの施策が発表された。これら7施策は、一部を除き3月1日から実施されている。
施策1・駐車スペースの増設
2月25日以降、自宅付近の道路に「駐車車線」が新設された、という人は少なくないはずだ。深セン市の駐車場不足問題を解決するため、市交警局は関連部門と協力し、市全体で景田路等を含む257道路に約1万7,000台分の駐車スペースを増設した。市民は無料で使用する事が出来る。交警局は今後、各地域の派出所や周辺のビル管理会社とも連携して、パトロールを強化し、車上荒らしや自動車の盗難増加を防止していく。
施策2・バス車線の夜間開放
快適な道路交通を確立するため、交警局は市政府の承認を得て、バス車線を一般車両にも開放する。バス専用車線は毎日20時から翌朝7時までの間、一般車両も通行可能となる。朝7時から夜20時までは、今まで通り一般車両はバス車線の通行を禁止されている。
施策3・「敬告式」取締りを特区外にも拡大
08年8月8日より、特区内の交警局は7項目の軽微且つ、道路交通の安全には影響を及ぼさないとされる交通違反行為に対し、ドライバーに注意を与えるのみで、減点されたり、罰金を課されることがない「敬告式」取締りを試験的に実施してきた。この人道的とも言える取締り手法は、多くの市民、特に特区外からやってくるドライバーに非常に支持されている。09年3月1日以降、この「敬告式」取締りは試験運用から、正式に実用化され、実施範囲も現状の特区内から、今後は特区外も含む市全体で一律に実施される。
施策4・罰金の支払いが簡単に
ドライバーの手間を省くため、市交警局は罰金・反則金の支払いを簡素化する。当事者は、郵送で届く『交通違法告知書』と『交通違法処罰決定書』を受け取った後、もし異議がなければ、今後は交警部門へ行って手続きをとる必要はなくなり、直接銀行で罰金を支払えばよい。罰金を支払う際、併せて『交通違法処罰決定書』を返送すれば手続き終了だ。 もし異議がある場合は、地域の交通違法処理窓口で申し立てを行えばよい。また、郵便が届いていない場合でも、本人が問い合わせたりネット上で調べて交通違反をしたことが明らかな場合は、直接郵政局のコールセンター(電話:11185)へ電話すると、郵便局からすぐに『交通違法告知書』と『交通違法処罰決定書』が郵送されてくるので、あとは上記と同様の手続きを行えばよい。
施策5・処罰判定までにかかる時間の削減
『道路交通管理処理手続き規定』は現在、道路上に設置されている監視カメラは、撮影した時点から個別車両を割り出し、違法が行われたと判断、通知するまでの期間を10日としている。より効率的に、最短の早さで処罰を行うため、交警局はデータの更新速度をアップし、現状10日で行われている作業を今後は、固定式監視カメラは5日以内、移動式監視カメラは3日以内で行うとしている。
施策6・業務用車両への手続き簡素化
運輸会社の経済的負担を削減し、業務用車両が引き起こす交通事故によって発生する経済損失を防ぐため、交警局では、業務用車両が起こした交通事故に対しては手続きを簡素化し、通常よりも早い速度で処理を行う。ドライバーの怪我の程度が軽傷であれば、簡易手続きでよしとし、車体の鑑識等が必要な事故の場合も、法で定める期間よりも早く企業へ車両が返還される。これにより、業務用車両は事故後もすぐに業務を再開できるようになる。
施策7・交通事故救助基金、給付申請の簡素化
08年末より、深セン市道路交通事故社会救助基金が正式に運用されている。この基金では、加入者の給付申請をより便利にするため、交警部門の手続きを簡素化し、申請受付窓口も増設する。交通事故の被害により給付金が必要な入院患者などへ、スムーズに支給が行われるよう改善する。
(シンセンスクエア)
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