深センで鳥インフルエンザに感染したことが初めて確認された江氏が、2日、東湖医院から退院したと深セン日報が伝えている。深セン市衛生局のゼネラルディレクター、Jiang Hanping 医師によると、江氏は中国国内の生存者の中でも症状が最もひどく、国内で鳥インフルエンザに感染した男性の中でも唯一の生存者であるという。
江氏は、鳥インフルエンザを克服したことに対して、「自分はとても幸運だったとしか言いようがない。医師や看護士の努力なしに私が助かることはなかっただろう。彼らに感謝したい。」と話している。
退院後何をしたいかとの問いに、まず髪を切ってそれからシャワーを浴びたいと答えた。「妻の作った料理も食べたいですね。もうかれこれ、2ヶ月以上彼女の料理を口にしていませんから。」とも話した。
今後6ヶ月間は自宅療養し、その後仕事に復帰する予定とのこと。病気は大変なことだったが、またもとの生活を取り戻して、仕事もより一層頑張っていきたいと語った。
医師団によると今後6ヶ月から1年の間はケースのフォローアップを行い、江氏に様々なアドバイスをしていくとのこと。また、衛生局は江氏の感染の原因を引き続き調査していく方針。江氏のケースは孤立した症例であり、去年に比べたら家禽や人間が感染するリスクは高くないと市の感染監視センターでは話している。
現在のところ、中国国内では19名が鳥インフルエンザに感染し12名が死亡していることが報告されている。江氏は6月10日に肺炎患者として入院したが、15日に鳥インフルエンザであることが確認された。
羅湖感染病防止管理センター(CDC)と省レベルのCDCでは、江氏がH5タイプの鳥インフルエンザが陽性であることを2日以内で確認。15日には中国感染防止管理センターが、江氏が鳥インフルエンザに感染したことを確認している。その後、各病院から専門家が召集され医療チームが発足。江氏の症状が最もひどかったのは12日だった。江氏は人工呼吸器に助けられながらも、多くの内臓にダメージを受け、特に肺への感染が深刻で免疫システムがかなり低下していた。専門家チームは鳥インフルエンザを克服した別の患者から抽出したリンパ液を使用してウイルスとの中和を試みたり、中国国内では過去10年もの間使われていない物質であるポリミクシンBを使用するなど大胆な治療法を実施。
治療10日後から江氏は少しずつ回復し始め、6月30日の血液検査によって感染していないことが確認された。7月5日からは呼吸器を外し、8日から食事も取れるまでに回復。12日には一般病棟に移った。8月2日には退院。
江氏と至近距離においてコンタクトがあったと思われる98名は医療監視下のもとに置かれたが、いづれも症状が見られる人はいなかった。
(シンセンスクエア)


