よくお客様に「香港のFAと、日本のFPはどう違うのですか?」と質問されます。私もこのブログを始めるときに、香港のIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に由来して香港FAと名乗るか、日本在住の人にも分かりやすいように香港FPと名乗るか、正直迷いました。FAというと、Flight AttendantやFactory Automationをイメージする人も多いので、意味を誤解されることも多々ありますが、私は敢えてFAと名乗ることにしました。なぜならば、他人の人生をアドバイスすることはできても、他人の人生をプランすることはできないと思ったからです。
私が日本に住んでいた頃、生命保険会社のFPの方に個別面談をして頂き、結婚、出産、教育、マンション購入、老後といった人生のイベントに必要となる資金と、毎月の必要貯蓄額をシミュレーションしてもらったことがありました。とても感じの良いFPの方で、とても有益な情報を教えて頂きましたが、32歳で結婚、35歳で第一子出産、40歳でマンション購入というように、あらかじめプランされた人生目標のために、レールの上を歩んでいく人生がとてもつまらないものに思えました。
私は自分のお客様に、人生を旅するための乗り物は、電車ではなく、バスに乗ってくださいと言っています。あらかじめ決められた目的地に向かってレールの上を走る人生は安定していて良いかもしれませんが、もし途中で電車が脱線してしまったら、もうレールの上に戻ることはできません。バスで目的地を目指す人生は、ひょっとしたら途中で渋滞に巻き込まれたり、バスを乗り間違えることがあるかもしれませんが、バスは何回でも乗り換えることができますし、途中で目的地を変更することも可能です。
人生には様々なアクシデントやハプニングが付き物なので、事前にプランした人生が必ずその通りにいくとは限らず、どんなに綿密な資産運用計画を事前に立てていたとしても、机上の空論で終わる可能性が高いと思います。ですから、私はお客様に資産運用のアドバイスをするときに、ある程度の目標利回りは設定しますが、人生のアクシデントやハプニングが発生した場合に備えて、十分なキャッシュを保有しておくこと、自分自身の価値を高めるための投資を怠らないこと、運用に回すお金は低~中リスクのもの、中期~長期のものに分けて保有することを推奨しています。
私のことを先生と呼ぶ人がいますが、正直ちょっと照れ臭いので、役職で呼んで頂けるのなら、アドバイザーと呼んでもらえたら嬉しいです。私の専門分野は、皆様の人生相談を聞く、皆様が気づいていない人生のリスクをお伝えする、お金の有効な使い方をアドバイスする、この3つだと思います。私のアドバイスを聞いて、皆様がどのような人生を送るかは、皆様自身が決めることであって、決して他人からプランされることではないと思います。でも自分が考えている人生プランを他人に話すことで、自分の考えがまとまって、課題が明確になるということはあるようです。まずは皆様の人生相談を私にお聞かせください。バスの路線図を見ながら、客観的な立場で、沢山ある目的地の中から、皆様の行きたい方向性を決めるお手伝いはできるかもしれません。最初に乗ったバスが行きたい方向と違う方向へ行ってしまっても焦る必要はありません。バスは何度でも乗り換えができますので。。
香港在住ファイナンシャルアドバイザー 木津 英隆 Email: hidetaka.kitsu@gmail.com
筆者ブログはこちら 香港FA木津英隆のマネーは巡る http://blog.explore.ne.jp/kitsu/

(シンセンスクエア)
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