JALの企業年金問題ですが、現役社員は5割減、OBは3割減とする案が正式に表明されました。これは、日本の企業年金が抱える問題点の氷山の一角に過ぎません。JAL年金問題がきっかけとなって、雪崩を打つように、日本企業の年金削減が連鎖することは避けられないでしょう。
前号で、積立投資プランを活用して、毎月5万円の積立金で、25年後に約4,700万円の自分年金を作るプランについて紹介させて頂きました。積立投資のメリットは、複利効果を最大限に生かして、少額の資金から、老後を暮すのに必要なまとまった資金を得られることにありますが、ファンドの運用状況によっては予定利回りを下回るリスクはあります。上記プランで、25年間で投資する元本の総資金は1,500万円(5万円x12x25年)になりますが、同額の資金で期待リターン値を下げて、元本が保証されており、安全に運用されたい方にお薦めしたいのが、貯蓄型生命保険です。
以下のプランは、USドル建ての商品ですが、便宜上、日本円建てで表示します。想定条件は、35歳男性、非喫煙、保険料の支払い期間が20年、死亡保障5,000万円が付加したプランで、年間保険料は75万円です。20年間の総支払い保険料は1,500万円になります。20年目以降、保険を解約することで受け取ることができる解約返戻金は以下の通りです。
20年後:2,003万円 (元本の1.34倍) 25年後:2,488万円 (元本の1.66倍) 30年後:3,108万円 (元本の2.01倍)
昨日ご紹介した積立投資プランと比較すると、25年後に受け取ることができる一時金は低くなりますが、保険会社が倒産しない限り、元本割れするリスクは低く、時間をかけて確実に資金を増やしたい方には、お薦めしたいプランです。上記プランを提供するカナダ系保険会社の格付けはAAと保険金支払い能力が高く、140年の歴史を持つ実績のある保険会社で、昨年の金融危機の影響もほとんど受けていないことから、世界で最も信頼できる保険会社の一つと言えます。
上記プランの死亡保障は100歳まで続くため、25年後に契約者が選択できるオプションは、以下3つあります。
1.2,488万円を一時金として受け取る、もしくは年金型プランへ移行。 2.配当収入として848万円を一時金として受け取る、5,000万円の死亡保障と残高の運用を継続。 3.最長100歳まで運用を継続して、100歳時に1億7,116万円の生存ボーナスを受け取る。
皆様なら、どのオプションに魅力を感じますか?他にも資産があり、健康に自信のある方なら、オプション3.の100歳まで運用を継続しても良いかもしれませんね。長生きすることで、資産を大きく殖やすことができるのなら、毎日の健康管理にも気合が入ると言うものです。次回は、海外で作る自分年金シリーズの最終回ということで、元本保証型年金保険プランについて紹介させて頂きます。
香港在住ファイナンシャルアドバイザー 木津 英隆 Email: hidetaka.kitsu@gmail.com
筆者ブログはこちら 香港FA木津英隆のマネーは巡る http://blog.explore.ne.jp/kitsu/

(シンセンスクエア)
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