最近、若い女性からの問い合わせも増えてきました。いままで投資や保険に関心のなかった層からの問い合わせが増えて、嬉しいことではあるのですが、どうも私は女心に鈍感なようです。
私のセミナーのテーマは、老後生活を悠々自適に過ごすために、ご夫婦で引退時までに1億円の資産を形成しましょう、と提案しています。基本的に夫婦共働きで、毎月5万円 x2人の積立金を年率9%運用することで、25年後に2人で1億円の資産を形成するプランを立てています。
しかし、女性の方は出産、親の介護、子供の教育などの事情により、仕事を続けられなくなるリスクも高くなります。そうなった場合、積立プランはいつでも毎月の積立金の減額、停止、資金の取り崩しが可能なプランではあるのですが、積立プランを一定期間停止した場合は、複利効果が減少するため、目標資産を達成できなくなる可能性が高まります。
こういう場合、積立プランの名義人をご主人と共同名義に変更して、ご主人に2人分を積み立てて頂くことも可能ですので、結婚の条件に、積立金の代理支払いを入れておくと良いかもしれません。
また、女性の方は、期待リターンは低くても、元本保証の付いた貯蓄型保険を好まれる傾向があります。USドル建てのプランですが、便宜上、日本円建てで表示します。
例えば、30歳女性が、死亡保障3,000万円が付いた20年定期払いのプランに加入した場合、年間保険料は36万円となります。解約返戻金を配当利回り4.5%前後で保険会社が運用してくれますので、50歳時点での返戻金は1,030万円、65歳時点での返戻金は2,013万円となります。
上記のプランであれば、保険会社が倒産しない限り、元本に加えて配当金の支払いを保険会社が保障してくれます。保険会社の格付けはAAと安定しており、カナダで150年の歴史を持つ会社なので、20年後に倒産している可能性は非常に低いと言えます。
難点は、65歳時点でもらえる2,013万円の解約返戻金だけでは、老後の生活資金として不十分だと言うことです。ですから、旦那さんに仕事を頑張って稼いで頂くか、自分自身で他の投資対象にも分散投資しておく必要性が生じます。
一つだけ言えることは、現金を保有するだけでは、将来発生する可能性が高いインフレと物価高騰リスクに対応することができないということです。 女性の方でもアドバイザーの意見を参考にしながら、自分のリスク許容度にあった投資をいまからコツコツと始めることが大切です。
香港在住ファイナンシャルアドバイザー 木津 英隆 Email: hidetaka.kitsu@gmail.com
筆者ブログはこちら 香港FA木津英隆のマネーは巡る http://blog.explore.ne.jp/kitsu/

(シンセンスクエア)
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