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第3回 積立投資のススメ
投稿者: Webcrew_02 掲載日: 2009-7-23(899ヒット)

皆既日食はNHKのテレビ中継で見ましたが、人間は太陽によって生かされているということを実感しました。まさに奇跡の光景ですね。26年後、再び皆既日食が日本で見られるとき、最高級の天体望遠鏡で観測したいという夢をお持ちではありませんか? さて、元手はないが将来のために今から財産形成を始めたい、あるいは初めて海外投資をするので出来るだけリスクを減らして中長期的なリターンを目指したいという方に、私が最初にお勧めするのが、ファンドの積立投資です。

先日の香港セミナーでもご紹介させて頂きましたが、積立投資は騰落率の大きいハイリスク・ハイリターン型のファンドを毎月一定額で積み立てていく投資手法です。 積立投資では例え市場が右肩上がりに成長しなかったとしても、景気サイクルを利用することで大きなリターンを達成することが可能です。中長期的に保有可能なファンドを選択し、景気後退期でも積立を止めることなく、継続投資することがコツとなります。と言われても具体的なイメージが沸かないと思うので、グラフを見ながら解説します。




積立シミュレーション(1)は、株価が3ヶ月間で3ドルから1ドルまで下落したが、その2か月後に株価は3ドルに戻った、という前提です。この間、毎月$300の積立投資をしていたら、株価が3ドルから3ドルに戻っただけにもかかわらず、60%の最終リターンを出しているのがお分かり頂けると思います。 下図の当月ユニット数にご注目頂きたいのですが、株価が一番高かった1月と5月の積立ユニット数は100ユニットのみ、逆に一番株価が安かった3月の積立ユニット数は300ユニットと、株価が安い時ほど多くのユニット数を積立できていることがお分かり頂けると思います。

リンゴに例えるならば、リンゴの値段が1個300円のときは1個だけ買う、リンゴの値段が1個100円のときは3個まとめて買う、こうして毎月買い溜めたリンゴを、リンゴの値段が300円に戻ったときを見計らって全て売却すれば、十分なリターンが出る仕組みです。しかも皆さんが購入するリンゴ(=ファンド)に賞味期限はありません。






次に、積立シミュレーション(2)をご覧ください。株価が5ヶ月間で5ドルから1ドルまで下落したが、その4か月後に株価は5ドルに戻った、という前提です。この間、毎月$300の積立投資をしていたら、最終リターンは98%となり、(1)のシミュレーションよりも高いリターンが出ていることがお分かり頂けると思います。 つまり、積立投資においては景気の谷が深い方が、より高いリターンが出る仕組みになっています。

昨年のリーマンショック以降の中国株のように、金融危機で株価が大きく下落していたときに毎月積立投資されていた方は、今年前半の株価回復を受けて、大きくリターンが膨らみ、笑いが止まらない状態になっていることでしょう。 積立投資は市場の騰落を利用した投資手法であり、株価が上がっても下がってもそれぞれ良いことがあることがご理解頂けたと思いますが、更に儲かるパターンが(3)のシミュレーションです。






株価が1ヶ月間で5ドルから1ドルまで下落、その1か月後に株価は5ドルに戻った、そしてまた1ヶ月後に1ドルまで下落して、その1ヶ月後に5ドルに戻った、という前提です。この間、毎月$300の積立投資をしていたら、最終リターンは160%となります。 このように、ジェットコースターのように乱高下を繰り返す市場が、積立投資で高いリターンを目指す投資家には最も向いていると言えます。

具体的には中国・インドなどの新興国市場、金・エネルギー・穀物などの商品市場がこれに該当します。 積立投資では、金融危機で世界中の株価が下落しても全く焦る必要はありません。むしろ千載一遇のチャンスと捉えてください。大事なことは毎月の投資額を減らすことなく、継続投資することです。ほっておいても26年後、最高級の天体望遠鏡で日食を観測できるぐらい、貴方の資産は膨らんでいるはずです。



香港在住ファイナンシャルアドバイザー
木津 英隆
Email: hidetaka.kitsu@gmail.com



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