シンセンスクエアトップ »
biz華南 » 金融
深セン金融専門の人材不足に悩む
投稿者: Admin 掲載日: 2008-3-24(3735ヒット)

先週金曜日に深セン市で初めて融業人才高峰論壇(Financial Talent Summit Forum)が開催され、そこで交わされた意見が話題になっています。

このフォーラムにより、深セン市の金融産業には多くの求職者がいるにも関わらず、上級管理職に就ける人材が不足している実態が明らかになりました。

フォーラムは深センプレスグループとポータルサイトを運営する和訊が主催し、金融および人材資源の専門家をはじめ、マスコミや深セン市で金融サービス業を営む企業の代表らが一同に会し意見交換を行ないました。

深セン市の金融セクターの繁栄は今年の北京オリンピック大会や2011年に深セン市で開催予定のユニバーシアードを機に一層高まることが期待されていることから、金融一般の経験を持つ人材よりも中級から上級クラスの管理能力を持つ人材がより必要となってきています。

しかしながら、近年の株取引が盛んになる中、金融に精通した人材が豊富であるかのような幻想を生み出してはいるものの、実際には要求を満たす人材は数える程度しかないという意見がフォーラムで発表され、まさに絵に描いた餅になりかねないという危機感を識者らは募らせているようです。

しかしながら近年の深セン市の金融産業の発展は目を見張るものがあります。2007年、深センの戦略的主要産業である金融セクターの収益は757億元(100億USドル)で、前年度から229パーセントの成長率を記録し、総資産は2兆8000億ドルにも達していますし、またこの数字は中国全土でも第三位にランクインしています。同市のGDPを見ても金融業が全体の10.6パーセントを占めていることから、この産業が同市にとっていかほど重要なのかは容易に想像できます。

アメリカと中国で著名な人材コーチングの専門家、He Jia氏は、「間もなく深センでも創設される創業板(GEM=Growth Enterprise Market)は同市が資本を蓄え、そして成長する企業がより資金調達しやすい特別区域になる大きな牽引力となるだろうとフォーラムで語りました。

この創業板(GEM)は深セン市の証券取引所が約10年を経て描いた新興企業市場開設の構想で、アメリカナスダック市場を参考にして1999年から開設準備を進めていたものです。

この新興企業市場が正式にオープンすれば、間違いなく真の金融プロフェッショナルが大量に求められることになり、それに応じた準備体制をどう整えて行くのか注目されることでしょう。

また今回の金融フォーラム、そして来る3月29日に開催予定の融業人才招聘会(Financial Professionals Job Fair)は深セン財政局からの全面的な支持を得ていると同オフィスの課長代理シャオ・ジジャ氏が話していることから、今後深セン市が全力を挙げて金融のプロフェッショナルを確保しようとしている意向が伺えます。

香港と協力して金融メガポリスを構築すると大きな目標を掲げた深セン。その目標は限りなく大きなものですが、それを実現すための人材を如何に育て、またどう獲得するのか?今後の動きに目が離せません。

(シンセンスクエア)

金融

過去の関連記事
過去関連記事なし

株式会社ウェブクルーチャイナ

運営会社利用規約プライバシーポリシーご利用環境広告掲載募集リンクについてよくある質問厳選リンクサイトマップ