シンセンスクエアトップ »
biz華南 » 展示会
9th中国深センハイテックフェア
投稿者: Admin 掲載日: 2007-10-16(4826ヒット)






今回で第9回目となる深センのハイテックフェアが先週金曜日から開催されています。前回との大きな差異はありませんが、今回の目玉は大規模なアメリカ企業ブースが設置されている事。知名度が上がり、訪問者の数が年々増加していることなどが上げられます。また、中国でも先進の技術の粋を集めた先端科学技術が披露される場としても年々注目されていますが、それこそがこの展示会の目的でもあります。

〔ハイテクロボット〕

深センハイテクフェアにて現在展示されている料理ロボットは、今後商業生産された場合調理師が失業してしまうかもしれません。およそ200種類の中華を料理する世界最初のロボット“AIC”は昨日、料理をする姿を待つ多くの訪問者で盛況でした。






AICは鶏肉、ピーナッツ、スパイスなどを使った四川料理を調理し終えるのにたったの2分。しかもその味は訪問者達を驚かせています。「鶏肉がとってもおいしくて柔らかいんだ。」と話すのは、電子メーカーで働くLiu Xiwuさん。今までのところ、同社の栄養士はAICに180のレシピと調理方法を設計し標準化しているそうです。

深セン市繁興科技有限公司社長であるLiu Xinyu氏は、「我が社では来年末にはAICの生産を始める予定で、現在レストランや食堂からの製作注文を待っているところです。」と話しています。同氏は現在、汎用としてAICを製造し、売り出すためのパートナーを探しています。

深センの一流シェフの雇用は毎年100万元のコストがかかりますが、もしロボットが正統な料理を調理することができれば、そのコストは大幅に削減することができるでしょう。」とレストランオーナーであるLi氏も語りました。

AICは展示会にて展示されているさまざまな異なった機能を持つロボット50台のうちの1台です。こうしたロボット開発熱は中国でますます高まっています。

中国科学院計算技術研究所副院長、また深セン先進技術研究院院長でもあるFan Jianping氏は、さまざまな機能を持ったロボットが10年後には一般化されると発言しています。また同氏は、「ロボット産業は将来まさにパソコンや携帯電話のように一般家庭で新しい人気産業となるでしょう。」と話しています。

2025年に中国が高齢化社会を迎えると、およそ250万人から350万人の高齢者のケアが必要になります。それまでにロボットの大量生産が採り入れられれば、ロボットのコストは大幅に減少すると同氏は考えているそうです。

ロボットの研究開発は今年の初めに香港大学と合同で設立された研究所が中心となっています。

さて、お次はロボットらしいロボットの登場です。4号館のロボット展示会場を訪れた訪問者は、ロボットによる曲芸、ダンス、サイクリングおよびサッカーの試合を観戦することができます。

ロボット・コンドのブースでは6体のロボットが並び、音楽に合わせて踊ったり、逆立ちや後方宙返りを披露しました。

東莞BDS技術社は主にエンターテイメントに利用される世界一小さい人型ロボット“Sobot”を展示しています。

展示会社代表のGong Yue氏は、「ロボットは遠隔操作で20種類以上の動作を実行することができ、またユーザーが自分たちでプログラムを作成し、遠隔操作でプログラムを実行し動作を命令することもできます。」と話しました。

Gong氏は、現在このロボットは市場で2000元以上で販売されていると話しましたが、同社が大量生産を開始すれば価格はより安くなると話しています。

このように今回の深センハイテックフェアではロボットの展示が数多く目立ちました。深セン市のロボット産業への力の入れようは今後も加速することが予想され、事実、深セン市のロボット産業を促進することを目的として、既に10社以上の企業および深セン市の高等教育機関が約定書に署名しており、現在、ロボット産業協議会の設立が進めてられています。

〔各企業における参展出品〕

出展企業の中でも目玉となる新技術の発表や新製品の発表を兼ねる企業は多く目に付きました。その中のいくつかをご紹介します。

IBMのPC部門を買収し、現在PC、サーバー、携帯電話などを製造販売する聯想集団“Lenovo”は中国政府機関である中国科学院が株式の半分以上を保有しています。同社はIBMのPC事業部がある米国ノースカロライナ州と北京に本拠を持ち、革新的な”インターナショナル・テクノロジー・カンパニー”です。

そのLenovoの新製品として登場した製品は水や衝撃などの厳しい環境にも耐えるノートPCでした。デモンストレーションでは筋肉質な男性がパソコンを地面に置き、それを踏み潰し、更にスプレーで水を吹きかけました。

ショートして煙が出るかと思いきや!パソコンは無傷でそのまま機能し続けていました。同社はこの製品を特に野外で使用するために設計したと話しています。

日本では既に今年5月から企業向けノートパソコンとして耐衝撃性を強化したものとして発売されています。強化点として、本体フレームにマグネシウム合金を利用、ハードディスクなどの部品を衝撃から保護しています。

また、ディズプレイ部分にもこの合金が採用されており、衝撃によるたわみなどを抑えます。更に、センサーが衝撃を検知してハードディスクのヘッドを退避して記録面の損傷を防ぐ「アクティブプロテクション・システム」やハードディスクをゴム製のクッションで覆って振動からハードディスクを守る機能が備えられています。

一方、IBMブースでは次世代3Dバーチャル「Second Life」での企業参入のあり方についてプレビューされていました。
この「Second Life」自体を知らない人も多いかと思いますが、これはオンライン上に繰り広げられる3D世界でインターネットを超えた新しいコミュニケートシステムとしてブームを呼んでいるものです。


すでに本国アメリカでは有名企業が多数参入し、そのPR効果やマーケティングリサーチ市場としての活用を進めています。



IBMのCEO自らがアバターとなって登場するこのブースでのプレビューは、次世代のマーケティングのあり方やインターネットを超える新たな可能性について示唆するものとなっています。
また「Second Life」を運営するリンデンラボ社は10月11日にIBM社と共に1つのアバターで異なる仮想世界を横断できる技術を共同で開発すると発表しています。

この他、注目される新技術として遺伝子工学に関連する展示が人々の目を惹きました。
深セン遺伝子技術会社は人の口から細胞を採取し、将来的に罹りそうな病気を予測する方法を公開しました。

師全生物科技有限公司の会長であるChen Shuaiquan氏は「私たちは個人の遺伝子を検査し、潜在的な病気の引き金となるものを発見する技術を展示してます。
危険だと診断された人々にはダイエットや生活習慣を提案して効果的に危険を減らすことができます。」と話しました。また同社のブースでは被験者に肺がんの傾向を意味する遺伝的検査が行われました。

またハイテク技術の展示では必ず目にするセキュリティ関連企業のブースも目立ちました。
中でも最も大きなブースを構えた指紋認証システムの開発会社のADELでは、銀行、会社、家庭およびホテルで使用することができる新しい指紋認証システム錠の発表を行いました。
新しいセキュリティシステムとしてのバイオメトリクス認証システムは今後もますます発展していくものと思われます。




〔日本ブース〕

今回も例年と同じく日本企業が集積するブースには、おなじみのメーカーが集いました。
オムロン、沖電気、SONY化学、村田製作所、NEC、TDK、日東電工、太陽誘電、旭ガラス、武蔵エンジニアリング、松下など測定機器や電子材料、生産設備や什器など世界的にも著名な日本の企業が並びます。このブース、中国人にとっても興味深い人気のブースなだけにたいへんな盛況ぶりでした。




シンセンスクエア

展示会

過去の関連記事
過去関連記事なし

株式会社ウェブクルーチャイナ

運営会社利用規約プライバシーポリシーご利用環境広告掲載募集リンクについてよくある質問厳選リンクサイトマップ