シンセンスクエアトップ »
biz華南 » 産業
中国での検索連動型広告の動向
投稿者: Admin 掲載日: 2007-8-3(3770ヒット)

中国で最も知名度のあるインターネット検索サイト「百度」を運営する百度公司は、モトローラ社を含む顧客から多くの広告収入を上げ、今年の第2四半期利益が2倍になったと発表した。

純利益は一年前の5,850万元から1億4,190万元に増加したと先週同社より収支報告書が発表された。さらに販売売上は倍以上の4億130万元でアナリストの概算を遥かに上回ったと深セン日報は伝えている。

ライバルであるグーグルは中国国内のシェアが第2位として一位の百度を追いかけているが、その差は2対1と百度が圧倒的な支持を得ている。このため百度はモトローラ社やアリババ・ドットコムのような大手企業が中国の1億6200万人のウェブユーザーへ商品を売り出すための検索連動型広告販売※1)で大きな成功を収めている。企業側の予測によると、この四半期の歳入は予想を超えるとしている。

3月の段階で百度の米国預託証券※2)を23万4000株を所有するアメリカイリノイ州のOberweis Asset Management Inc.のJim Oberweis社長は、「中国市場で投資するならやはり百度ではないか」と同社の収支報告が発表される前に発言したと同紙は伝えている。

ブルームバーグ社による6人のアナリストの平均見積に従うと、百度は1億1,500万元の利益を報告するだろうと予測された。また、販売売上は、9つの平均見積の3億6800万元にも上ると予測された。

百度の第3四半期は1年前の2倍以上の4億9,200万元を越える5億600万元にも達する可能性があると百度は発表し、また、ブルームバークの調査において8人のアナリストが推測した平均見積の4億4900万元との比較が強調された。

同四半期において、開発費は1年前と比較して74%の上昇の3,180万元であり、また販売と経営費については60%の上昇で9,370万元になることを明らかにした。

クレディ・スイス社によると、中国での検索連動型広告の販売は2009年までにおよそ4倍になると考えられている。また北京を拠点とする国際的企業リサーチ会社によると、中国語での検索市場の百度のシェアは第1四半期の57%から第2四半期には58%に上昇している。
一方、グーグルの検索市場のシェアは19%から23%にまで上昇している。

またChina Network Information Centerからのデータによると(インターネットのドメイン名を認可する中国政府機関)、中国は6月末までに1億6,200万人のウェブユーザーがおり、アメリカ合衆国に次いで2位である。中国におけるユーザーの広がりはますます広くなっていることから、今後ウェブユーザーを意識したネット広告媒体は中国において一挙に加速するのではという公算が強まっている。

更にクレディ・スイス社によると、中国での検索連動型広告の販売は昨年の1億9,300USドルから2009年には8億9,500万USドルにまで跳ね上がると予想される。銀行筋によると、グーグルの中国での収益は、昨年の2億5,000万元から2010年にはおよそ10倍に当たる24億4,000万元にも膨れ上がると予想されている。一方、百度は5倍に当たる42億4,000万元になると予想されている。


※1)検索連動型広告
検索エンジンのキーワードに対応したテキスト広告。現在日本ではGoogleアドワーズ、オーバーチュア、が大手検索エンジンに対応した検索連動型広告を展開している。 リスティング広告、キーワード広告ともいう。 次世代ネット広告媒体とも言われている。

・アドワーズ広告
Googleが運営するPPC型広告。1件1円から利用できるワードもある。





・オーバーチュア広告
YAHOO,MSNを中心に多くのパートナーサイトを持つ。1件9円から。






・ リストップ広告
1件5円から。2005年から開始。三井物産運営





※2)米国預託証券
American Depositary Receipt(ADR)とは外国企業や外国政府などが発行する有価証券に対する所有権を示す米ドル建ての記名式譲渡可能預り証券のこと。


(シンセンスクエア)

産業

過去の関連記事
過去関連記事なし

株式会社ウェブクルーチャイナ

運営会社利用規約プライバシーポリシーご利用環境広告掲載募集リンクについてよくある質問厳選リンクサイトマップ