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「中国のシスコ」Huawei
投稿者: Admin 掲載日: 2007-6-25(6689ヒット)

深センに拠点をおく巨大企業の中に華為技術社(HUAWEI Technologies Co.)という巨大企業がある。「中国のCisco」と呼ばれ、世界有数の通信機器メーカーであり、ノキア(Nokia)、シーメンス(Siemens Networks)やアルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)※、シスコ(Cisco)、日本電気(NEC)といった巨大通信機器企業の中で売上高が年率40%増という急成長を示す中国の先端企業の一つである。

華為技術社は技術開発に膨大な資金を投じていることで有名である。売上高に対する研究開発費の比率は10%以上に達し、特許協力条約(PCT:Patent Cooperation Treaty)に基づく2006年の国際特許出願数は575件で中国企業中断トツの1位である。また携帯電話でのW-CDMA関連の特許を多数保有し、基地局の通信プロセッサや端末のベースバンドLSIを内部で設計している。

その中国の先導的通信機器メーカーである華為技術社(HUAWEI Technologies Co.)は先週の水曜6月20日に、世界的な通信機器メーカー業界において価格引き下げを続けているのは非難されるべきことではないとした見解を発表した。

華為技術社は西側の競争相手の価格の半額で技術を提供しているため、最も攻撃的なベンダーの一つとして西側企業から強豪ライバル社だと見なされているが、深センを拠点とする華為技術社の上層幹部は、大規模メーカーは同社よりも値下げを断行していると発言した。

華為技術社の副社長であるJeff Liu氏は「西側ベンダー数社は我々華為よりも更に過激な価格設定を行っている。」とシンガポールで開催されているCommunicAsia telecomにおいてレポーターに語った。

Liu氏は価格の値下げを断行していた会社の名前は明かさなかった。

「これは通信機器メーカーの中でいかに熾烈な競争が行われているかを明確に示している。」とロンドンのCSS InsightのコンサルタントであるBen Wood氏は述べた。

エリクソン、ノキア、シーメンスおよびアルカテル・ルーセントなどのような先進のモバイル通信機器ベンダーはここ数年来アジアでの激化する価格競争に苦しんでいる。

ヘルシンキ在住のスウェーデン商業銀行のアナリスト、Karri Rinta氏は「エリクソンは価格設定能力を武器として市場シェアを獲得しており、これは道理に適っているが、他社は生き残りをかけてグループの再編成にエネルギーを使っている。」と発言した。

アルカテル・ルーセントは昨年合併し、ノキアとシーメンスの合弁事業は開始からまだ3ヶ月も経っていない。

華為技術社は世界の販売契約高を2006年度の34%増から今年36%の上昇になると先月(5月)に発表している。

また華為技術社の副社長Li Jinge氏は「同社は海外取引高が去年65%に達し、2007年の総売上高は去年の110億USドルから150億USドルに達すると予想している。」と語った。

華為技術社は昨年8月北米における最初の3G※販売となる米国Leap Wireless社にCDMA2000 1X EV-DO設備を供給している。日本でも昨年、イーモバイルにHSDPA設備を供給している。

※ Alcatel-Lucent
Alcatelはフランスを本拠とする電気通信システム・装置メーカーで、世界130カ国以上でビジネスを展開していた。またLucentのルーツは米国で最も古い通信機器会社Western Electric社である。1869年に設立された同社は現在のBell LabsとともにAT&Tテクノロジーグループの一員であり、90年代中ごろのAT&T分割によりスピンオフを果たした。Lucentの独立企業としてのピークは1996年のIPOの時であり、ハイテクバブルフィーバーの初めに相当し、同社の利益と株価は急上昇した。それから数年テレコムバブルの終了とともにLucentは巨額の損失と前CEO Rich McGin氏の更迭、一時の3分の1まで従業員を減少させた長いリストラのプロセスが始まった。そして昨年12月両社は合併する運びとなり、世界的にも巨大なテレコム機器ベンダーAlcatel-Lucentが誕生した。

※ 3G
第3世代携帯電話(だいさんせだいけいたいでんわ)とは、国際電気通信連合(ITU)の定める「IMT-2000」規格に準拠したデジタル方式の携帯電話やその方式のこと。欧州では、UMTS (Universal Mobile Telecommunications System)とも呼ばれる。一般的に英語の「3rd Generation」から、「3G(さんジー、スリージー)」などと略される。
世界共通の通話周波数(2GHz帯のみ)で、UIMカードを採用して電話番号を替えずに国際ローミングを可能にし、高速なデータ通信、テレビ電話などのマルチメディアを利用した各種のサービスなどを可能にした。しかし、周波数オークションの価格上昇などによりサービス開始が遅れている国も多い。(出展:ウィキペディア)


(シンセンスクエア)

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