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販売禁止の野ネズミが羅湖で!
投稿者: Admin 掲載日: 2007-7-24(5164ヒット)

広東省当局で禁じられているにもかかわらず、湖南と広西から運ばれた野ネズミが羅湖の市場で販売されていたことが明らかになり問題視されていると晶報が伝えている。

羅湖区東門湖貝市場の野生動物販売露店では現在、野ネズミ1キロあたり40元(US$5.29)で取引されており、露店で販売していた20代の女性の話によれば、店主は土曜日の午後には更に大量の野ネズミが入荷する予定だと話した。

また野生動物や蛇を扱う別の露店の店主は、野ネズミの販売はここでは禁じられているので大声を出さないで話して欲しいと懇願し、店の中に入って話をするよう客に勧めていたという。また店主は、今は供給不足のため値段は少々高めだが、野ネズミは柔らかくてうまいし、また健康にもよいと話し、1キロあたり100元で取引しないかと話したという。

その後、店主は露店の反対側で鶏を販売していた少年に広東語で話しかけ、プラスチック袋に入れた3匹の大きな野ネズミを持ってこさせた。持ってきた野ネズミはいずれも鶏と同じくらいの大きさで重さは約3.1キロほどだったという。

「多くのネズミは輸送の際に死んでしまうが、これらのネズミは湖南と広西から出荷された最高級の野ネズミだ。値段は高いよ。」と店主は話した。

また店主は、何軒かの大手レストランにも野ネズミを納品したことを打ち明けたが、店の名前は企業秘密として明かさなかった。

湖貝市場が管轄の職員Cao氏によれば、同市場で露店主らにパンフレットを配布し、野ネズミの販売が禁止なのを強く伝えてきたので、ここでは野ネズミの取引はされていないと考えていたが、実際に販売していたことが発覚し非常に驚いていると話している。

そもそも、最近になって多くの野ネズミが深セン市で違法に取引されることが目立っている理由は、先月湖南省の洞庭湖や揚子江で洪水が発生したことに起因するようだ。

7月10日付の深セン日報の記事によれば、野ネズミが生息する湖南省洞庭湖の小島が洪水によって浸水したことから、付近の22郡において20億匹もの野ネズミが食物を求めて穀物を食い荒らしていると伝えている。

湖南省の益陽、○[さんずいに元]江(Yuangjiang)、君山と華容の地元当局では、野ネズミから洪水調節防壁や耕地を守るために急ピッチで壁や溝を掘ったが、その努力も空しく、野ネズミは穴を掘って防壁を突破し、耕地に散開して収穫を食い荒らしており、このまま続けば人々の健康を脅かす恐れもあると伝えていた。また、今この地域は雨季の時期でもあるため、氾濫が野ネズミの大量発生に関与したと湖南省植物防疫隔離所の専門家が話した。

洞庭湖の北に位置する益陽では、30~60センチほどの溝を湖沿いに作って野ネズミの侵入を防ごうとしたが、翌日、溝付近には大量の野ネズミたちが黒い群と化し、壁の下の部分でうごめいていたという。

地元の人々たちは棒やとシャベルを使って大量に発生した野ネズミを処分する一方で、何人かは生きたまま野ネズミを漁網で捕獲し、数回の試みで数キログラムの野ネズミを捕えていたという。

地元当局によると、6月21日から報道された7月10日までの間に既に225万匹の野ネズミ、重さにして90トンを処分したことを発表した。

今回の野ネズミの大発生は、揚子江が氾濫し、水位が上がって湖の島に生息していた野ネズミたちの穴にも水が浸入したことから、6月23日から野ネズミが土から出てきて人々の生活圏にまで侵入してきたと湖南省植物防疫の専門家が話した。

Yuangjiang、君山、華容などの地域では壁や溝を作る作業が遅れ、既に野ネズミたちが侵入し、洪水調節防壁が破壊されたり、穀物が食い荒らされれて被害が拡大しているという。

また、揚子江や洞庭湖の上流地域で更なる洪水が予測されていることから、野ネズミの脅威は今だ払拭されていないと専門家達は話している。

このような背景から、野ネズミを食する広州に運べば一儲けできると考える人々が出てくるのは容易に想像できるだろう。しかし、広東省当局もこの状況を見逃すわけにはいかない。

各メディアが広州市場で野ネズミの違法販売をスクープしたことを受けて、広東省工商局は野ネズミやカコミスルなどの野生動物の違法販売の摘発を目的として既に捜査を開始している。

深セン市動物防疫監督所は野ネズミを食べることに対して人体に危険があると市民に警告を発し、野ネズミは米や穀物などを主に食するが、汚水システムやバクテリアが多く存在する場所などで生活しているため、どんなに味が良くても人々が食べるものではないと注意を呼びかけている。

また、人間の免疫システムは野ネズミが持っているバクテリアに対し、それらを凌駕する力は持ちあわせていないと同監督所の職員も話しており、もし野ネズミが販売されていたり、搬送しているところを目撃した場合には、直ちに同監督所へ通報するよう呼びかけた。

齧歯動物は、ペストや出血熱などを含む30以上の伝染病を感染させることが分かっている。

野ネズミを食べようとする日本人はいないだろうが、酒に酔った勢いでとか、興味本位でなど、後で取り返しの付かない理由で食するのだけはやめたほうがよさそうだ。


(シンセンスクエア)

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