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社区診療所って役立ってるの?
投稿者: Admin 掲載日: 2007-4-27(7788ヒット)

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深セン市市長許宗衡(Xu Zongheng)氏は先月深セン市人民代表大会常務委員会において、市民が医療を受けやすくなるように今年120の社区診療所を建設することを約束したと深セン日報が伝えた。

そしてこの約束は新たに任命された深セン市副市長である李銘(Li Ming)氏のトップ優先事項の中にリストアップされ、先週市民社区へ野外調査を行った。

深セン市は本土の都市でも社区診療所を助成するのが比較的早い都市の一つである。現在深セン市内には621の社区があるが、そのおよそ78%の区域で69の病院によって運営されている480以上の社区診療所がある。

政府は2010年までにその数が750に上り、市内のすべての共同体をカバーすることが予想されるとしている。

その目標を達成する為に、政府は毎年2010年までに少なくとも80ヶ所以上の診療所を建設することを計画している。これらの診療所は開院のために30万元(3万8500USドル)を受け取ることになっている。

市の衛生局副局長陳育民(Chen Yumin)氏は「深セン市は1997年以来、社区診療所に年間2000~3000万元を投資してきており、10年単位で30~50の新しい診療所が建設されてきた。」と述べ、今年は新たに120の新しい診療所が建設されると付け加えた。

では、実際にはどうなのか?

市は10年前に社区診療所を導入したが、実際わずかな市民しかそこに行っていない。

3月の衛生局の統計では、2006年には患者の27%だけが病院より社区診療所を選んだという結果が発表されている。

先月、市の衛生局は市民が何時間も病院の待ち行列並ぶ代わりに、近くの診療所を利用することを奨励する通知を発行した。

政府は比較的軽い病気の80%は診療所で全て治療できると主張しており、これは患者にとって最大60%まで医療費を削減できるとした。

しかしながら僅かな市民しかこれらの診療所を信頼していない。

「些細なミスでさえ酷いことになることがあるじゃないですか。」と答えるのは福田区在住のQiu(仮名)さん。「苦しまずに治るのなら、ほんの少しだけ高い料金を払い、長時間病院で待つのは気にしないよ。」と話した。

政府助成金によって作られ、深セン市内でも最も大きい社区である梅林村集合住宅地では、昨年最初の診療所を開院させた。ちなみにこの住宅地では2人の副市長を含む3万人以上もの人々が住んでいる。

まだ工事中であった2002年、診療所は有害な医療廃棄物の源だったとして、その不安から社区内への診療所の建設に反対する何百人ものホワイトカラーの人々によって破壊された経緯がある。

北京大学深セン医院は、社区から10分のところにあり、深セン第2人民病院は車でおよそ20分のところにあるが、午後9時30分まで開いている診療所を利用する市民はほとんどいない。

また3ブロック離れた別の社区診療所では、照明費を削減するために夜は半分の照明器具を使用していないという。

こうしたケースは梅林村だけではない。


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