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深センの豚インフルエンザへの対策措置
投稿者: Webcrew_01 掲載日: 2009-5-1(3783ヒット)

深セン市は現在までのところ豚インフルエンザの症例は発生していないと深セン新聞網が伝えている。4月27日、深セン市疾病預防控制中心ではメキシコなどで発症した豚インフルエンザの症例について記者会見を行った。

「今現在、深セン市疾病預防控制中心では既にインフルエンザへの監視の測定回数と量を拡大している。インフルエンザの症例が発症している国から入国した人は、インフルエンザのような症状があれば必ず速やかに報告すること」と深セン市疾病預防控制中心が示している。また今はまだ豚インフルエンザの予防ワクチンが出来ていないため市民には必ず予防を行うよう通達した。

豚インフルエンザのウィルスが世界中に蔓延するパンデミックの可能があることに鑑みて深セン市の衛生部門は予防措置を拡大した。疾病預防控制中心の副主任Ma Hanwu氏の話によると、疾病預防控制中心ではH1N1型豚インフルエンザのウィルスを検出できる研究室を備えているという。

また、疾病預防控制中心では各医療機関、学校、家畜養殖及び家禽市場などでインフルエンザの監視測定を行った結果、今年の1~4月間の全市のインフルエンザ症例は以前と比べて増える現象はなかった。ローカルで発生したインフルエンザのような症例は著しく増加していず、豚インフルエンザウィルスも検出していない。また、インフルエンザ監視の測定の記録から見ると、今まで深セン市は豚インフルエンザのウィルスを検出したことはなく、そういった症状を発する豚もいなかった。

今現在、深セン市では基本的な監視測定システム上で監視測定の範囲と量を拡大し、特に豚を屠殺するなどの高危険度な職業の者に対しての健康検査に注意しなければならないとMa氏は語っている。

メキシコで豚インフルエンザウィルスに感染した患者はほとんど若年層であり、死亡者も主に若年層となっていることで、深セン市の衛生部門は特に若年層へのインフルエンザ様症状の検出を強化し、万が一H1N1型豚インフルエンザに感染した場合、一早く検出できるような準備を備えている。また、疾病預防控制中心は緊急でPR資料を作成し、各メディアを通して市民に豚インフルエンザの予防知識を伝える手はずを行っていると伝えられた。

深センは沿海都市として海外との交流が頻繁になっており、今後、豚インフルエンザが発生した国から入国した人はインフルエンザ様症状があれば必ず出入国疾病検査機構に報告するべきだと疾病預防控制中心は要求している。もしくは、豚インフルエンザが発生した国から入国後2週間以内に、インフルエンザのような症状があったなら必ず速やかに深セン市疾病預防控制中に連絡してほしいと訴えた。深セン市の衛生部門は既に出入国疾病検査部門と緊密な連絡をとり、早急な対策を行っている。

更にMa氏は特効薬であるワクチンに言及し「今まで、豚インフルエンザウィルスを予防するワクチンはまだ出来ていない。人が豚インフルエンザウィルスに感染すれば、通常のインフルエンザと同様な症状が現われる。初期感染時にタミフルを使えば症状を抑えられる。」と語った。

現在、深セン市ではタミフルを一般には販売してはいないが、衛生局部門には一定量のタミフルを保有しているという。また、通常のインフルエンザワクチンを豚インフルエンザワクチンとして使用した場合、効果があるかどうかの問題については、通常のインフルエンザウィルスの感染をできるだけ減少することも大切で、通常のインフルエンザワクチンをいつものように使用すれば良いとMa氏が話した。

疾病預防控制中心からの3つの予防

1、豚への接触を出来るだけ避ける
生きた豚或は豚を飼われているような場所への接触を避けるよう勧めている。今までの状況から判断して豚インフルエンザウィルスに感染する経由は、生きた豚或はウィルスに感染した患者の飛沫から伝染されている。普通の豚肉を経由して感染することはないが、手に傷がついた人々は生豚肉を処理する際、必ず手袋を使うこと。

2、豚肉は完全に火を通してから食べる
豚肉インフルエンザウィルスは高温に耐えられない。一般的な高温で調理をすると豚インフルエンザウィルスを殺すことができる。高温で完全に火を通した状態の豚肉であれば豚インフルエンザの感染の危険性はない。

3、風邪で熱が出たらマスクをしてから病院へ行く
豚インフルエンザの伝染経由は普通のインフルエンザに似ているため、患者が咳とくしゃみによって他の人にウイルスを媒介する可能性がある。インフルエンザに罹った患者との接触をできるだけ避け、衛生的にもまた室内の換気がよくなるように注意をして下さい。喉などの呼吸器官に症状が出た場合、或いは熱などが出たら必ずマスクを掛けて早めに病院の診察を受けるようにして下さい。

各出入境口には疾病検査報告デスクを設置している。
熱がある人の検査を行い、インフルエンザ様症状を発症している患者に対しては隔離、入院措置など対策を講じる。

また、豚インフルエンザを抑制するため、深セン市出入境検験局は各出入境口で疾病検査報告デスクを設置し、熱や、咳などの症状がある人には一度検査を行い、一連の関連措置も同時に展開している。その他、深セン通関は既に「違法で肉類を入国する人」への検査なども強化した。

WHO世界保健機構は「今回のメキシコとアメリカなどの国でパンデミックとなる感染流行を起こした豚インフルエンザは、国際的に影響があるものである」と宣言した。このことを受け国家質量検査総局は、深セン疾病検査局に疾病の発生をコントロールするため深センの各出入境口での人員増員を手配するよう促した。

検査局関係者の話によると、各出入境口にある疾病検査局の支局は出入国の旅客に対し体温測定と健康検査を既に拡大したという。また、各出入境口の現場では疾病検査報告受付を設置し、インフルエンザに感染した地区から来た旅客の報告を受け付ける措置を行っている。また現場で熱、頭痛、筋肉痛、鼻水、咳及び喉の痛みなどの症状を訴える旅客に対し豚インフルエンザへの感染を疑うものとして検査を行い、症状を発症させていた場合は速やかに隔離、或いは指定病院への入院措置などを構える。

今現在、こうした一連の措置を円滑に行うために、深セン疾病検査局は各出入境口にある体温検査設備の状況或いは、予防保護用品と衛生医薬用品などの準備状況を全面的にチェックしている。また各出入境口の空気の検査を行い、旅先での感染の危険性ついてもPR活動を行っている。

一方、深セン市出入境疾病検験局は香港へ供給する豚への検疫検査を強化し、生きた豚の記録と検疫検査、測定などをしっかり行い、香港へ供給する豚の食用の安全を確保する。

深セン通関の状況によると、通関も違法で肉類を密輸する人々への検査体制を強化し、特に豚肉を輸入する者に対し検査を拡大したという。一旦法律違反行為を発見したら、すぐ疾病検査局に移管するという。

その他新型ウィルスに対するワクチンは4週間以内に出来上がる可能性があるとWHOは26日にウェブサイト上で豚インフルエンザワクチンに対する発表を行った。更にいくつかの質問に答える形で豚インフルエンザの正確な情報を提示した。

1、豚インフルは人間に如何のような影響があるか?
ヒトは時に豚インフルエンザ或は散発的症例を発症するが、臨床記録によればその症例の中には無症状感染もあり、肺炎で死亡するという場合もある。しかし、ヒトが豚インフルエンザに感染した症状は通常のインフルエンザに感染した症状に似ているため、ほとんどの症例は通常のインフルエンザ予防検査を行ったところに検出したものである。しかし症状が軽い場合或いは無症状の場合ウイルスを検出することができない。

2、現在まで人が豚インフルエンザに感染した症例はあるのか?
国際衛生条例<2005>の発行以来、WHOではアメリカとスペインから豚インフルエンザの感染報告を受けたことがある。

3、人は何を経由して豚インフルエンザに感染するか?
一般的には豚インフルエンザに感染した豚を経由して感染するが、症例の記録から見ると豚と接触しなかった或は豚がいる場所へ行かなかった患者もいることが分かった。人と人の間に豚インフルエンザを媒介した事実ではあるが、伝染とはそれらと密接に接触した人及び一定の閉塞された場所にいた人などに限られている。

4、豚肉或は豚肉製品を食べたらどうなるか?
適当な処理を行った豚肉或は豚肉製品を食べた場合であれば、現在まで豚インフルエンザに感染した人はいない。その他、豚肉或は豚肉製品を調理する基準によると、調理温度が70℃以上であれば、豚インフルエンザウィルスを殺菌することができる。

5、豚インフルエンザのパンデミックを引き起こした国の豚は?
豚が豚インフルエンザに感染した国は世界動物衛生機構にそれを報告する必要がないとなっている。よって、どの国の豚が豚インフルエンザの感染をしたのかはまだはっきりわかっていない。アメリカでは豚インフルエンザを地方性の伝染病として認めている。北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ及び東アジア一部の所の豚は豚インフルエンザのパンデミックが認められている。

6、豚インフルエンザの危険性は?
たくさんの人特にあまり豚と接触しない人は、豚インフルエンザウィルスへの抵抗力がなく、もし豚インフルエンザが人に感染する要素を持てば、人間に多大な影響を齎す。

7、今現在、豚インフルエンザを予防するワクチンがあるか?
現在、豚インフルエンザワクチンはまだない。通常のインフルエンザを予防するワクチンは豚インフルエンザに対してどのような効果があるかはまだはっきり分かっていない。インフルエンザウィルスの変化が速すぎ、今流行のインフルエンザだけに対してワクチンを開発しなければ、人を保護することが出来ない。従って、WHOではより多くのインフルエンザの情報を収集し、個々のインフルエンザウィルスにも抵抗できるワクチンを生産する。

8、今現在、どの薬物が豚インフルエンザを治療できるか?
一部の国は通常のインフルエンザウィルスに対抗する薬物を利用すれば豚インフルエンザを予防或いは治療することができるという。このような薬物は2種類あるが、1.A型インフルエンザに有効なアマンタジン 2.タミフルとリレンザ

アメリカの報告によると、今度の豚インフルが「2」の薬物に対し敏感であるが、「1」の薬物に対し抵抗があることが分かった。

アメリカ疾病コントロールセンタは「人が豚インフルエンザに感染したら、48時間以内に上記の2種類の薬物を飲めば、症状をコントルールすることができる」と勧めた。

その他、世界最大の製薬会社であるスイスロシュグループとイギリスグラクソスミソライン製薬会社は「新型の豚インフルエンザウィルスのワクチン開発のために、百万数種類以上の薬物を提供することができる」と示したが、専門家の話によると、インフルエンザを完全に抑制するのためには薬物に頼ればいいとは言えないが、やはりワクチンが必要であると見解を示した。

アメリカの製薬会社VaxInnate社の社長アーロン.ショーは「今度のような新型インフルエンザに対し4週間以内のワクチン開発に成功できるだろう」と話した。

(シンセンスクエア)

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