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衛生安全情報
投稿者: Admin 掲載日: 2009-3-3(3757ヒット)

広東省は世界でも感染症が最も発生する地域として認識づけられている場所です。鳥インフルエンザやSARSなどのような恐ろしい感染症の情報は、世界でも研究が進んでいる香港から発信されるものが多くなっています。

日本の公的機関である在広州日本国総領事館も随時衛生安全情報を流していますので、逐次確認いただけるとより状況判断がしやすくなると思います。

在広州日本国総領事館
広州市天河区環市東路368号花園大厦 
TEL:020-83343009(代表)
2008年には、年初より鳥インフルエンザや手足口病、また中国の食品に含まれる有害物質による健康被害が次々と発見されており、今後も引き続き健康被害へは十分に留意しなければならない状況です。下記に領事館配布の注意喚起事項について明記しておきます。

2008年2月
中国から輸入した冷凍ギョウザの摂食による有機リン中毒の疑い事例
1.事案の概要
(1)厚生労働省の発表によれば、兵庫県及び千葉県において有機リン中毒の疑い事例が発生し、両事例において、同一時期にジェイティフーズ株式会社が中国から輸入した冷凍ギョウザ(製造者:河北省食品輸出入集団天洋食品工場(HEBEI FOODSTUFFS IMP.& EXP. GROUP TIANYANG FOOD PROCESSING))を摂食したことが判明しているとされています。
(2)現在、関係機関が調査を行っているところですが、包材及び嘔吐物中のギョウザから有機リン系殺虫剤のメタミドホスが検出されたとの報告を受けたとのことです。また、輸入者からの情報では、現時点において、上記以外の中毒事例は確認されていないとのことです。
2.河北省食品輸出入集団天洋食品工場への対応
(1)本件に関連し、厚生労働省は、河北省食品輸出入集団天洋食品工場(HEBEI FOODSTUFFS IMP.& EXP. GROUP TIANYANG FOOD PROCESSING)が製造したすべての製品について、念のため、安全性が確認されるまでの間、販売を中止するよう関係事業者等に対して関係自治体を通じて要請するとともに、これらの食品を摂取しないよう注意喚起を行っています。
(2)中国政府によれば、当該工場の製品は主として日本向けであるとのことですが、中国国内を始めとして、諸外国のスーパーや小売店でも、同一製品が異なる品名、包装にて販売されている可能性がありますので、邦人の皆様におかれましては、安全性が確認されるまでの間、上記食品工場製の食品を摂取しないよう御注意ください。
(3)対象となる製品(日本国内向け)の詳細に関する情報は、随時「厚生労働省ホームページ、緊急情報」で更新されますので、同ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)を参照してください。
3.有機リン中毒について
有機リンが神経系のアセチルコリンエステラーゼを阻害することにより、神経が異常に興奮状態となり、縮瞳、嘔吐、めまい等を起こし、重症の場合、徐脈、呼吸障害、昏睡となり、死亡に至ることもあります。

2008年3月
広東省、福建省、広西壮族自治区、海南省では、2005年12月以降、鳥インフルエンザの人への感染が9例(うち6例は死亡)報告されております。また、中国全体では30例(うち20例は死亡)が報告されておりますので、在留邦人の皆様におかれては、正しい情報をこまめに確認し、日常生活上で可能な範囲の予防を行って頂くようお願い致します。

1.当館管内での高病原性鳥インフルエンザの人への感染状況
(1)広東省:感染例3例が確認され、うち2例は死亡。
   ①2006年3月2日に、広東省広州市で報告された事例(患者は死亡)。
    患者は32歳男性。発病前、農産物市場の屠殺場に長時間滞在(鳥との接触歴有)。
   ②2006年6月15日に、広東省深セン市で報告された事例
    患者は31歳男性。発病前、農産物市場に何度も出入り(鳥との接触歴有)。
   ③2008年2月26日に、広東省汕尾市で報告された事例(患者は死亡)。
    患者は44歳女性。発病前、病死した鳥に接触していた。(鳥との接触歴有)。

(2)福建省:感染例4例が確認され、うち2例は死亡。
   ①2005年12月30日に、福建省三明市で報告された事例(患者は死亡)。
    患者は41歳女性。感染源は不明。
   ②2006年2月8日に、福建省ショウ浦県で報告された事例。
    患者は26歳女性。感染源は不明。
   ③2007年2月28日に、福建省建?県で報告された事例。
    患者は44歳女性。発病前、病死した鳥に接触していた。(鳥との接触歴有)。
   ④2007年5月26日に、福建省で報告された事例。(患者は死亡)
    患者は19歳男性。福建省南安市の人民解放軍に所属。

(3)広西壮族自治区:感染例2例が確認され、2例とも0患者は死亡。
   ①2005年12月6日に、広西壮族自治区資源県で発生した事例(患者は死亡)。
    患者は10歳女性。感染源は不明。
   ②2008年2月21日に、広西壮族自治区南寧市で報告された事例(患者は死亡)。
    患者は41歳男性。発病前、病死した鳥に接触していた。(鳥との接触歴有)。

(4)海南省:これまで発生しておりません。

2.日常生活上のご注意
中国に滞在・旅行される方におかれては、日常生活上次のようなご注意をお願いします。
(1)石けんでの手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策を励行すること。
(2)生きた鳥に近寄らない、できるだけ飼育しない、死んでいる野鳥などに触れないこと。特に、生きた鳥(ニワトリなど)を屠殺・さばく場所のある農産物市場には近寄らない。
(3)ウィルスは加熱(70度で5分間)により死滅するが、冷凍では死滅しないので調理時は十分な加熱をし、卵や調理道具は十分洗浄すること。
(4)できるだけ発生地域への旅行は控え、旅行する場合は特に外務省海外安全ホームページ、感染症情報等を確認すること。
 なお、万一、人から人への感染が見られるようになれば,気密性の高いマスク(N95等)が予防のため必要になります。

3.インフルエンザを疑う症状が出たら
早期に外国人が多く利用するなど信頼できる病院で受診して下さい。
当館管内では下記病院が、鳥及び新型インフルエンザに係る指定病院となっており、必要に応じ、最初に受診した病院から転送されることとなっています。

(1)広東省
(イ)広州市内(3ヶ所とも外国人患者指定病院)
 ①広東省人民医院
  (電話:020-8382-7812(代表)、8384-8627(急診)、広州市中山二路106号)
 ②広州医学院第一付属医院内、広東省呼吸病研究所
  (電話:020-8333-7750(代表)、8333-6797(急診)、広州市沿江西路151号)
 ③広州市第八人民医院
  (電話:020-8383-8688(代表)、住所:広州市東風東路627号)
(ロ)広州市以外
 ①深セン市東湖医院(電話:0755-2550-9800(代表)、深セン市布心路)
 ②仏山市第一人民医院(電話:0757-8381-1233(代表)、仏山市大福路)
 ③中山市第一人民医院(電話:0760-8823566(代表)、中山市孫文中路2路)
 ④珠海市人民医院(電話:0756-2222569(代表)、珠海市香洲康寧路紅旗街12号)
 ⑤東莞市人民医院(電話:0769-2222-3412(代表)、東莞市城区沙地塘88号)
 ⑥恵州市中心医院(電話:0752-2288288(代表)、恵州市鵝嶺北路41号)
 ⑦汕頭市中心医院(電話:0754-8550450(代表)、汕頭市外馬路114路)
(2)福建省
 ①福州市肺科医院(電話:0591-83443081(急診)、福州市福彎路湖辺2号)
 ②廈門市第二医院海倉分院(電話:0592-6589084(急診)、6058120(医務室)、 廈門市海倉区海倉生活区海裕路)
(3)広西壮族自治区
 ①南寧市第四人民医院(電話:0771-5622688(急診)、南寧市長崗路二里1号)
 ②桂林市第三人民医院(電話0733-2932920(急診)、桂林市中隠路38号)
(4)海南省
 ①海南省農墾総局医院(電話:0898-6682-2678(医務室)、海口市白水塘路48号)
 ②三亜農墾医院(電話:0898-8829-8538(急診)、8829-5458(医務室)、 三亜市解放四路148号)

2008年5月
広東省で手足口病が流行しており、広東省衛生庁の発表によれば、5月13日までに17,111名が発症し、7名が死亡しています。
 また、広西壮族自治区では636名発症、2名死亡(5月8日現在)、福建省では1,120名発症(5月10日現在)、海南省では1,000人が発症、2名死亡(5月17日現在)となっています。
 日本では、この病気で死亡する例はほとんどありませんが、参考情報として皆様にお知らせします。

 (1) 手足口病に罹るのは、主に10歳以下の乳幼児・小児で、その症状は食欲減退、のどの痛みから始まり、発熱、手・足・口に発疹・水疱が見られます。原因については、エンテロウイルス(EV71)が確認されています。
 (2) 一般的には、発熱で始まる軽い病気で、ほとんどの人が1週間から10日程度で自然に治ります。合併症もほとんどありませんが、まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生し、入院が必要となります。突然の高熱、あるいは微熱でも持続するもの、嘔吐を繰り返すもの、意識状態に変化が見られるものには慎重に対応する必要があります。
 (3) 潜伏期は3~4日で、感染経路は経口・飛沫・接触ですが、主な症状が消失した後も3~4週間は糞便中にウイルスが排泄されることがあるため、注意が必要です。
 (4) 予防策としてはワクチン等の積極的な予防法はなく、乳幼児のおしめなど排泄物に対する注意と石けんによる手洗いの励行といった衛生面での管理が重要です。

 手足口病の詳しい情報については下記サイトで紹介されています。
 「国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(手足口病)」

2008年6月
6月17日、中国農業部は、江門市新会区司前鎮において、6月13日に鳥インフルエンザ疑われる状況(3873羽の鴨が発病し、死亡)が発生し、確認の結果、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が原因であったことが確認された旨発表しました。同発表によれば、農業部及び広東省関係部局が、発生地点の確定、発生地区の封鎖、消毒、鴨のと殺処分、無害化処理等の緊急措置を講じたとのことです。また、17日現在、広東省内において新たな家禽の異常死の発生報告はないとのことです。
鳥インフルエンザの人への感染予防のため、引き続き以下の点につきご注意願います。


これ以後は感染症に関する新情報の発信はありませんが、広東省では狂犬病、日本脳炎、デング熱やA型・B型・C型肝炎などの感染症にも気をつけなければなりません。最新情報のチェックをするよう心がけましょう。

(シンセンスクエア)

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