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[九龍塘-4]★放送と軍事
投稿者: Webcrew_01 掲載日: 2009-5-8(4108ヒット)

高級住宅街、ラブホテル、学術の街と 九龍塘(Kowloon Tong)はいろいろな顔を持っていますが、まだあります。1つは放送局が集中しているからです。筆者も仕事柄、足を運んだことがありますが、香港政庁の放送局として始まった香港電台(RTHK)、RTHKの“教育テレビ”部門といえる教育電視(ETV)、商業電台の放送局が広播道(Broadcast Drive)沿いにあります。無線電視(TVB)も亜洲電視(ATV)も昔はここに放送局を構えていました。

なぜここに放送局が多いのか?これは筆者の推測ですが広播道のすぐ南に九龍東軍営(Kowloon East Barracks)があるからでしょう。情報をコントロールするというのは戦争の鉄則だからです。政府系のRTHKがあるのがそれを現しているのではないでしょうか。

植民地時代はイギリス軍が駐留し、現在は人民解放軍がいる九龍東軍営は「ここに軍営があるのは市民生活に不便さを与えている(特に交通面で)」ということで、ここから撤収するべきという声がありますが、実質、無視されています。ビックリするのはMTRが軍営の下を通過していることです。ちょっと意味合いが変わってきますが皇居の下ですら地下鉄は通っていません(半蔵門線、丸の内線は皇居を回避するようにぐるりと迂回した感じのルートです…まあ、セキュリティ上、当たり前ですが)。それを考えると、地下鉄が軍の施設の下を通るのをイギリス軍がよく認めたなとちょっと驚きです。人民解放軍ならまず認めないでしょう。

それにしても九龍塘はいったいいくつの顔を持っているのでしょうか?
(武田信晃著)

※The香港 掲載記事はこちら

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