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[九龍塘-2]★香港的時鐘
投稿者: Webcrew_01 掲載日: 2009-5-8(4642ヒット)

前回、少しだけ書きましたが、九龍塘(Kowloon Tong)には、ラブホテルになってしまった李小龍(Bruce Lee)の自宅があります。2008年、オーナーがこの建物を売却する、しない、彼の記念館を作るかどうかで、ちょっとした騒動になったことを覚えている人がいると思います。これについては、筆者より詳しい人が多いかと思うので割愛しますが、記念館構想は政府を含めて協議が着々とすすめられている模様です。

漢字で、時鐘(酒店)と書かれるラブホテルは、1970年代くらいからできはじめました。この周辺は高級住宅街ですので、売り出た住宅を取得して内装を変えてホテルとして営業を始めたわけです。80年代に最も栄え、最大で28軒にも上りました。夜総会ではラブホテルに客といくことを意味する隠語があるほどです。

そんなラブホに転機が訪れたのは1995年です。香港政府は、ラブホテルにライセンス取得の義務付けを課し、日本にあたる消防法や安全に関する建築基準法をパスしないと経営できなくなり、これに伴い資金的に多額の改装費用がかかることになりました。それに合わせて内装を豪華にしたのですが、旺角(Mong kok)などの価格より倍近くなり若者が通わなくなり、かつおじさんが行く店といくというイメージとなり客足が遠のきます。追い打ちをかけるように、香港島には値段が九龍塘の倍近くする超豪華なラブホテルに行く人も増え、ここは特徴のない中途半端なラブホになってしまいました。加えて、香港島や九龍の歓楽街から現地までのタクシー代と時間がかかることも重なり、売上が減少。撤退するホテルが増加し現在では13軒ほどになっています。

売上回復のため、夕方から開始して経費節減を図り、中国本土からの客もターゲットにし始めています。SARS後に解禁された中国人の香港への旅行自由化開始の波がここにも来ていたわけです。何はともあれ、九龍塘に代表されるラブホは香港のアンダーグラウンド的な香港文化になっているといえるでしょう。(武田信晃著)

※The香港 掲載記事はこちら

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