深セン市羅湖区の日式カラオケの老舗『小田原グループ』(田子基忠社長)はこのたび、昭和の飲み屋街の街景を再現した日本人のための飲み屋テーマパーク『横町酒場』を2009年4月初旬にオープンさせることを明らかにしました。
航空大酒店(深セン市羅湖区)の3階フロア(1100㎡)全体に、赤ちょうちん、居酒屋、屋台が並ぶ昭和時代の夜の有楽町・新橋を思わせる内装を施し、郷愁と懐かしさを感じさせる雰囲気の中で、日本人に中国系より安く、屋台の感覚で気軽に飲んで、食べて、楽しんで、仕事の疲れをいやしてもらおうという目的。
不景気で今後、日本人の帰任者が増え、残された日本人の仕事時間の延長が予想されます。残業後では多くの日本料理店はすでに閉店してしまい、食事に困る日本人の方も多くなるのでは……」と同施設では深夜までの営業を予定。やきとり、モツの煮込み等のつまみが1品日本円で200円位、ビールも一杯100円位とかなりリーズナブルな価格設定とし、日本円での支払いも可能にする予定です。
同施設にはこのほか、カラオケホールと、20部屋のカラオケルームを設置し、各カラオケルームからもお酒やつまみの注文ができるそうです。
そんな事業家としての田子氏ですが、一方多くの人々が消費を抑え、深刻な景気後退の只中での投資について慎重になっている時に、田子氏は財布の紐を緩めようとしています。彼の投資目的は、中国の絵画や書画です。
「今は安値で美術品を購入する絶交の時です。」と田子氏は話しました。
田子氏はチェーン店の日本料理店オーナーであり、安値買いをする見知らぬ人ではありません。1997年のアジア金融危機の間、かなりの数の芸術品を手ごろな値段で買い占めました。より厳しい経済の嵐が芸術品の価格を急激に下落させていることから、彼は同様の買い物をする準備をしているのです。
現金にはゆとりのないビジネスマンが収集家になっており、彼らの収集品を調査していると、なお何点かの芸術品を市場に売りに出すことを決めているのでは、と田子氏は話している。田子氏は他の多くの芸術マニアのように、市場にそうした品が現れるのを待つことが出来ないと言います。
田子氏は若い頃から中国の絵画に関心が高かったといいます。「何世紀もの間、日本人は茶室に有名な中国の芸術家の書画や絵画を飾っています。伝統は続いていますが、より多くの家族が小さな都市のアパートに引っ越したのでやむをえず中国の芸術品を小さな油絵に取り替えてきたのです。」
1986年、田子氏は日本の企業の投資先を探して深センにやってきました。2年後、彼は深センで最初の日本料理店を開業させました。当時それはとても大きな出来事であったと考えられていました。
100平方メートルのレストランは開店の祝賀会の間、政府高官やジャーナリストが列席し、深セン市党書記長と女性副市長も現れました。
田子氏はその後その仕事をやめ、彼自身の料理店を開きました。
美術収集や美術の歴史や画家や書家の人生といった書物を読むことが田子氏の日課の一つに加えられました。そして競売場か博物館のどちらかで真正品に出会うあらゆる機会を得ることになりました。台北への出張中1週間の間には、3度も地方の美術館を訪問しています。
「本物をみる重要性を決して過小評価してはなりません。」と田子氏は話します。
美術収集家としての何年もの経験は、「作り話に耳を貸さないか、師や専門家に盲目的に従うことを教えてくれました。もし美術品をどうしても欲しくなって手入れられるなら、そうしてください。」と語ります。
田子氏は初心者収集家であるなら小さくて安いものから始めるのが良いと提案しています。唐や宋時代にまで遡る陶器が深センでは販売されています。そうしたものは約100元(15US$)程度に過ぎません。
田子氏はより多くの人々がポットや器や古い絵画にかかわらず、そうしたものにお金を使うことを望んでいます。これらのものはあなたの生活空間に優雅さを与えるだけでなく歴史的な価値をを与え、文化と歴史を保護する役割を果たすことをも可能にするでしょうと話しています。
(シンセンスクエア)
|