シンセンスクエアトップ »
エンタメ » 書籍
内モンゴルの狼の物語「狼図騰」
投稿者: Admin 掲載日: 2007-11-22(3718ヒット)

中国の文化と社会を痛烈に反映し批判と喝采を浴びた中国の小説「狼図騰」(英名:Wolf Totem)がマン・アジア文学賞を受賞した。この賞は英語で書かれるか英訳されたアジアの文学作品を対象にした賞であり、日本・インドネシア・アフガニスタンを結んだ三角形内にある24カ国いずれかの国に在住している作家の作品であることが条件である。創設されたばかりのこの賞の栄えある第1回の受賞作品に中国の小説が選ばれた。
この書籍は中国人作家姜戎(Jiang Rong)さんの処女作となる。文化大革命のさなかに内モンゴルに下放された北京在住のインテリ層の青年を描いた自伝的作品となっている。「狼図騰」は中国で正規本200万冊を売り上げる出版現象を引き起こして、また2004年以来海賊版に至っては数百万冊もの出版記録となっている。

書籍は来年の3月にアメリカの歴史ある出版会社であるPenguin Groupによって発行されることになっており、Penguin Groupは2005年に中国内で海外作品出版権のために支払った額10万USドルを記録している。Pengin Group側は英語版の販売に最大200万冊を予想している。

マン・ブッカー賞を後援するイギリスの投資会社Man Groupによって資金提供を受け、賞金額1万USドルの授賞が土曜日に香港のレストランにて発表され、この本の英訳翻訳者であるHoward Goldlatt氏に3,000USドルが与えられた。

しかし、著者の姜戎(Jiang Rong)さんは授賞式を欠席した。彼はすでに61歳という年齢と病気を患っていたからである。

「私はこの「狼図騰」を執筆するにあたり、30年考え、そして6年の歳月を費やしました。」中国出版社のLi Bo氏によって著者姜Jiangさんの手紙が読まれた。

作品は今月日本でも邦訳が出版される。
興味ある方は一度手にとって見られるとよいでしょう。

※Yahoo!ブックス 「狼図騰」(和名:神なるオオカミ)

中国の北部内モンゴルへ降り立った著者が体験したモンゴル族との生活とオオカミの神話に基づく、オオカミの驚くべき生態と習性を緻密な描写で追う自伝ストーリー。下巻の小狼シリーズは著者の子供たちにあたる世代の生活が描かれ、児童向け読本としても中国では評価が高い。

今まで伝えられなかったモンゴル族の暮らしと自然が織り成すドキュメンタリーでもあります。


(シンセンスクエア)

書籍

過去の関連記事
過去関連記事なし

株式会社ウェブクルーチャイナ

運営会社利用規約プライバシーポリシーご利用環境広告掲載募集リンクについてよくある質問厳選リンクサイトマップ