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夏休みの課題はウイルス製作!?
投稿者: Admin 掲載日: 2007-7-10(5425ヒット)

コンピューターのセキュリティの専門家によると、いくつかの中国のウェブサイトでトレーニングプログラムが人気急上昇なのを受けて、多くの高校生と大学生が今度の夏季休暇にクラッキング*技能を学ぶのではないかと危惧していると昨日の深セン晶報で伝えています。

同紙によれば、主なプログラムはトロイの木馬の作成、及びメールパスワードとウイルス検知ソフトをいかに回避するかなどの内容が含まれており、トレーニング料金は50元から200元までとその種類は幅広く、また個別トレーニングは別途1000元となっています。

また、クラッキングレーニングのウェブサイトの殆どが、ネチズンがトレーニングに申込むと無料クラッキングソフトウェアとQQチャットのアカウントナンバーを提供すると約束しています。

広東省の匿名クラッキングトレーナーは自分が大学生であるとことを打ち明け、彼自身がオンラインからクラッキング技術を勉強し始めたのは好奇心からだったことを明らかにしています。

このトレーナーの話によれば、訓練生の大部分は高校生か大学生で、夏休みが近づいてきたことから、彼らの多くがハッキング法を学ぶことを切望していると話しています。

また、この匿名クラッカーはコンピュータの基本的知識があればすぐにでも基本的なハッキング技能を理解することができると訓練生に説明しています。

同紙によると、世界のコンピュータ犯罪者の平均年齢が現在23歳くらいであり、近年ではより低年齢化している傾向があると伝えています。

ウイルス対策の専門家はインターネット上のシステムを破壊するためにコンピューターウイルスを生産する子供達の状況は深刻であり、彼らの年代が年々若くなっていると警告しています。専門家はますます多くの学生達がコンピュータ技術で彼らの技能を誇示するためにハッカーの訓練をしているそうです。

アンチウイルスソフト企業である北京江民新科技術有限公司の総経理であるWang Jiangmin氏は若者が犯罪ではなく、むしろインターネットの利益のためにコンピュータ技能を活用して欲しいと発言しています。

昨年12月にインターネット上で広がった悪名高い「熊猫焼香(お祈りパンダ)」※ウイルスの存在はまだ記憶に新しいかと思います。

このウイルスは感染するとファイルのすべてのアイコンが3本の線香を持ってお祈りするパンダの絵に書き換えられてしまいます。また被害としてはそれだけでなく、プログラムファイルにも感染しオンラインゲームをやるユーザや人気のあるチャットでのアカウント名またはパスワードを盗みだしたりします。

去年の終わりにブレークしたこの「熊猫焼香」ウイルスはかなり広範囲において感染し、多くの被害を引き起こしたことから最も悪質なウイルスとしてその名を轟かせました。

全国で何百万台ものコンピュータに感染が広がったものの、幸い、「熊猫焼香」の制作者は湖北省武漢市の25歳Li Ju容疑者だったことが特定されました。しかし、彼のようにコンピュータ技術を悪質に活用する予備軍は減ることはなく、むしろ増大していることは間違いなさそうです。



※日本や欧米では、他人のサイトを書き換えたり、情報を盗むために不正ログインしたりするといった場合一般的にハッキング(Hacking)という表現をすることがあるが、ハッキングとはそもそも改造を意味する言葉なので、正確にはクラッキング(Cracking)と表現するのが正しいとされている。

※ 「熊猫焼香(お祈りパンダ)
アンチウイルスソフトメーカーのMcAfeeによると、パンダが祈る姿のこのアイコンは、「W32/Fujacks」というウイルスのファイル。2006年11月以降、複数の亜種が出回っているという。

お線香を手に祈るパンダのアイコン 初期のFujacksワームは、安易なパスワードを使ったネットワーク共有を通じて拡散し、「.html」「.asp」「.php」などのWebベースファイルに感染。htmlファイルの末尾にiframeタグを付け加える。ブラウザでこの感染ファイルを開くと、同ワームの別の亜種がダウンロードされてしまう。最近では、実行可能ファイルとhtmlファイルの両方に感染する亜種も出現しているという。

作者はその後、獄中からウイルス削除プログラムを発行している。


(シンセンスクエア)

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