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深センは亜熱帯気候です。一年を通じて湿度が高く、気温も平均30℃以上にはなります。室内は日本の梅雨と同じ状況でかびが生えやすく、物が腐りやすい状況でもあります。また、蚊の大量発生によって媒介する感染症の発症率も高い地域です。日本とは違う気候で暮らすためには、個々に防護策を立てる必要があるでしょう。
アロマテラピーとは、植物から特殊な方法で抽出した精油を使い、健康を維持し、病気がちにならないための両方です。植物には個々に外的ストレスから身を守ったり、自分たちが繁殖するための独自のしくみを持っています。例えば、花を咲かせたり、植物自体が芳香を放って昆虫や取りを引き寄せ、受粉したり、種子を遠くへ運んでもらったりもしています。また、その逆に昆虫や鳥に食べられないように匂いを放ったり、苦味を持って摂食される仔とを防いだりもしています。さらに、精油にはかびや有害な菌が植物に繁殖することを防いでおり、抗菌作用があるとも言われています。気温の高い地域においては、植物が精油を蒸発させることで体内を冷却し、太陽の熱から自分を守るための手段としていることなどもわかっているのです。
こんな植物のすばらしい効能を普段の生活の中で取り入れられるように考えられたのがアロマテラピーです。ではまず、その精油の持つ作用について説明しましょう。
精油の使い方としては、次の4つの方法があります。それぞれの方法で体内に取り込まれることにより、いくつもの精油の作用が効果を表します。
①香りを嗅ぐこと 嗅ぐことにより嗅覚が刺激され、その刺激の電気信号は直接私たちの大脳へ到達します。「いいにおい」と認識されることにより、メンタル的にリラックス状態を作り出します。また神経系が鎮静化することで眠気を催す催眠作用もあると言われています。この効果は主にラベンダーの精油で確認されており、効能も高く、アロマテラピーを始めてやる方にとっても最も扱いやすい精油と言えます。
②吸い込む 香りを吸い込むと同時に、何%かの成分は肺に到達し、肺から血液中に流れ込みます。血中に取り込まれた精油の成分が直接働きかける作用としては、痛みをやわらげる鎮痛効果、消化促進と食欲増進効果、ホルモン調節作用、心身を活性化して身体的機能を高める効果、免疫賦活作用、利尿作用などがあります。この効果は精油により顕著で、ペパーミントはすっきりとした香りがリフレッシュ効果をもたらし、頭痛、花粉症、むかむかする胃の気持ち悪さなども解消してくれます。ジュニパーベリーには利尿作用と排毒効果があるとされ、、むくみの解消、あるいは筋肉痛の緩和などに効果をあらわします。また女性特有の月経痛にはゼラニウムやクラリセージが有効です。
③皮膚に塗る 精油をそのままの濃度で直接肌に塗るのは危険です。必ず基材とよばれるオイルやアルコールなどで希釈して使うのが基本です。皮膚から血中に吸収され効果を発揮しますが、肌を保湿、衛生的に保ち、収れん作用などもあるためスキンケアとしての使い方が一般的です。最もよく使われるのが精油を蒸留水で希釈しただけのハーブウォーターは直接肌に塗布しても安心で、さわやかな使い心地です。
④防虫、殺菌としての噴霧や塗布 精油には次のような効能をもつ種類があります。バクテリアなどの菌を殺す殺菌作用、最近の増殖を抑える抗菌作用、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス作用、真菌(かび)などの増殖を抑える抗真菌作用、虫を殺したり、除けたりする殺虫・虫除け作用。これらの効能を利用し、虫除け・殺菌専用のハーブウォーターを作り噴霧します。シンセンでは特にこの効果を期待したアロマテラピーが有効でしょう。防虫・殺菌用として作られたアロマのレシピについては、文末を参考にして下さい。
また飲料として摂取するという方法もありますが、アロマテラピーの盛んなヨーロッパで特にこの方法により扱うところもあります。経口摂取は直接体内に取り込む方法ですので、本場ヨーロッパでも専門の医師の指示通りの処方で行います。日本ではあまり取り入れておらず、ましてシンセンで専門家の指示をもらえないのであれば避けたほうがよいでしょう。
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