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銀行の種類
投稿者: Admin 掲載日: 2009-3-18(6036ヒット)

中国の金融制度はかなり開放されたとはいえ、まだまだ中央政府の厳しい管理の下、計画や政策が行われているのが実情です。金融の中心は銀行ですが、ノンバンクの投資会社や保険会社、証券会社などもここ数年は目立ってきています。

中国には大きく分けて6つの金融機関があると言えるでしょう。中央銀行、4大商業銀行、政策銀行、市中商業銀行、外資系銀行、そしてノンバンクです。

日本や他の海外とは違う独特の金融機関を持つ中国の銀行についてここではまず見て行きたいと思います。

まず国の中央銀行といえば「中国人民銀行」です。
中国人民銀行は文字通り国の機関であり、ここでは政策の決定や金融の統括を行います。主要業務としては、貨幣政策の制定と執行、金融市場の監督、外国為替管理、人民元の発行、国庫経理などです。

人民元を発行する銀行といえばわかりやすいかもしれません。日本で言えば日本銀行がこれにあたります。

次に5大商業銀行があげられます。
中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、そして昨年誕生したばかりの郵政貯蓄銀行がこれにあたり、中国銀行は主に外国為替専業銀行としての役割を担ってきました。このため外国人が外貨を人民元に交換したい場合にも中国銀行での換金がスムーズです。

一方中国工商銀行や中国建設銀行は今年2月に発表されたドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングが発表した世界の銀行番付によると、シティバンクやバンクオブアメリカなどを抑え、中国工商銀行が世界第1位、2位は中国建設銀行にランキングしました。

工商銀行は東京にも支店があり、中国国内では最大級の商業銀行となっています。工商銀行東京支店では貿易金融や海外送金なども受け付けており、幅広いサービスを行えることで利用者は徐々に増えているそうです。

またこのランキングでは3位に中国銀行、10位に中国交通銀行がリストされています。これは同銀行の時価総額を元にランキングされ、中国工商銀行・中国建設銀行・中国銀行の時価総額がそれぞれ、1,839億US$、1,084億US$、1,072億US$になったことによるものです。

建設銀行は従来より公共事業向けの貸し出しや住宅ローンに強みを持ち、電力会社・石油天然ガス会社あるいは大企業や政府との取引に強みがあります。そうした特色を踏まえての口座開設には利があるでしょう。しかし、中国農業銀行は約1兆円に近い不良債権を抱えていることが判明し、その処理業務に目処をつけたいところです。

そして5番目の商業銀行として郵政貯蓄銀行が誕生しています。業務は国際業務と主に農村部における小口貸付業務窓口の役割を担うことが目的です。営業拠点の3分の2以上を農村部におき、農業銀行とともに一般農家への貸付に助力します。

また巨大な中国の国土において開発と改革を進めるために国家プロジェクトを主に推進する役割の政策銀行が3行あります。国家開発銀行、中国輸出入銀行、中国農業発展銀行がそれにあたります。国家開発銀行は巨大プロジェクトとして知られる三峡ダム建設プロジェクトや北京や上海などの国際空港の建設に尽力しています。

また中国輸出入銀行は国務院の直属にあたり、中国政府が100%出資をしている輸出入のための銀行です。業務内容は海外への輸出に対する貸付、海外との投資や融資、借款の転貸、また国内外市場での資金調達もこの機関が執り行うことになっています。

更に中国農業発展銀行は文字通り農業への金融機関を担い、通常穀物、綿花、食用油の買い付けや貯蔵を行う国営企業への貸付を行い、農業関連事業や基盤整備などへの貸付をおこなっている。

こうした国家の政策や改革を一部を担っている金融機関がある一方、一般的な商業活動による金融機関というものも多数存在します。町の中の銀行といえばよりわかりやすいかもしれません。お金を貯金する、引き出す、支払う、殖やす等の日本でも見かける一般的な銀行業務を行うのが市中商業銀行です。

たとえば交通銀行、中国民生銀行、中国光大銀行、招商銀行、上海浦東発展銀行、広東発展銀行、平安銀行、中信実業銀行、華夏銀行、北京市商業銀行などです。そのほか、日本の銀行や他の国銀行などもありますが、基本的に外資銀行は個人のお客様への窓口サービスを取り扱ってはいないでしょう。主に法人企業の外資取引口座としてのサービスや投資口座として機能するものがほとんどだと思います。

こうした幾つもの種類がある銀行ですが、銀行を利用する理由や利用状況などによって大きくそのサービスが変わりますので事前に下調べが必要です。中国ではまだまだクレジットカードの提携銀行が少ないため、海外での支払いが可能なカードの有無、或いは海外での支払いが難しいのが現状です。

JSB、VISA、Masterなど利用できるカード会社のサービス内容も違っていますので、その点を確認ください。

(シンセンスクエア)

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