日本では殆どがカード払いで決済がスムーズに進むようなシステム作りがなされてきた。しかし中国ではまだまだクレジットカードへの依存度は低く、システム整備も進んでいない。
そんな中、中国でカード使用の主流となっているのがこの銀聯カード(英語名:Union Pay)である。
銀聯カードは中国内の銀行がネットワークを組み運営しているカードで、買物のみに使用可能なショッピングカード。買物時に暗証番号とサインで簡単に買物できることから利用する人々が多い。しかしながら、現地では「信用カード」=クレジットカードと同義語に使われることが多いが、実際には与信性はない。
このカードはクレジット機能とは違い、銀行口座の残高以上の買物はできないため、いわゆるデビットカードと考えられる。 作成は非常に簡単で、外国人でも作成が可能。中国国内の主要銀行で口座とキャッシュカードを作成すると自動的にこの「銀聯」に加入することになる。
現在その発行枚数は10億枚以上と言われ、また海外での利用率も年々増加の傾向を示している。今年の国慶節(10月1日~7日)の連休時に海外で銀聯カードが利用された件数は昨年のほぼ2倍となっており、日本国内でも銀聯加盟店は年内に1万件を超えると予想されている。
また日本国内での各銀行のATM機からの現金引き出しも可能であり、現在(2007年10月)、郵便局、東京三菱UFJ、イオンクレジット、三井住友銀行の一部、さらにコンビニエンスストア:セブンホールディングスが運営するセブン銀行でも取り扱いが可能。
電気街秋葉原や浅草、新宿などの東京都内や国内チェーン展開をする大規模量販店などではいち早く中国からの観光客のための銀聯カード導入が行われてきた。今年に入ってからは新たにフランスのパリで銀聯が導入され、米国、ドイツ、フランス、日本、ロシア、オーストラリア、エジプト、東南アジアなどの25カ国、更には年内にイギリス、カナダ、スウェーデン、デンマークなどに銀聯サービスを広げる予定である。
また中国国内での動向としては、中国全土での普及を努めているところであり、中国銀聯(China Union Pay)では来年銀聯ネットワークが届いていない4つの省内での国内の電子決済ネットワークを完了する予定である。
中国銀聯は銀聯ネットワーク決済を完成させるために、まだ銀聯ネットワークが完了していない甘粛省や青海省と同様に中国北西部の新疆ウイルグ自治区、寧夏回族自治区に支店を開設する。これはこの週末にチベット自治区の首都ラサで新しく開設された新支店の副支店長であるYan Qiang氏が語ったところによる。
商業銀行とバンクカードユーザーは来年国内のどこでも銀聯カードによって提供された便利なサービスを受けることができることを目指している。
(シンセンスクエア)
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